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【5分で理解】ダウ理論

こんにちは!トレーダーのRikaです。

これからFX学習コンテンツとして1日5分で読める記事をアップしていきますね。

初回は「ダウ理論」についてです。
では、始めます!


ダウ理論とは

ダウ理論とは、19世紀にアメリカのチャールズ・ダウ氏によって提唱された株式の相場理論で、「今の相場が上昇なのか下降なのか」を認識するための考え方です。

このダウ理論は、現代においては株だけでなく、FXや暗号資産など、あらゆる相場でテクニカルの土台として多くのトレーダーに使われており、相場の本質とも言える概念です。


ダウ理論の基礎

一般的にダウ理論には6つの基本法則がありますが、FXでは6番目の「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」という法則がベースとなります。これをもとに、FXでのダウ理論をトレンドの捉え方から説明しますね。

(6つの基本法則についてはこちら⇩⇩)

1.トレンド
まずはトレンドの捉え方。トレンドとは、高値または安値を更新しながら、一方向へ継続的に価格が動くことで、これには定義があります。

【トレンドの定義】
高値・安値ともに切り上げ ⇨ 上昇トレンド
高値・安値ともに切り下げ ⇨ 下降トレンド

上昇トレンド・下降トレンドの定義

上記を満たす相場を「トレンド相場」と言い、ダウ理論では、このトレンドは「明確な転換シグナルが出るまで継続する」と唱えられています。

2.転換シグナル
転換シグナルとは、トレンドの形を否定すること。つまり、相場でトレンドの形ではなくなる=転換を示唆すると言えます。

具体的には以下の通り。

上記が「トレンドを否定した形」で、転換を示唆します。

ダウ理論では、上記のような明確なシグナルが出るまでは「トレンドは続くもの」と考えます。

3.どちらでもないゾーン
相場には、トレンドでも転換でもない「どちらでもないゾーン」があります。

上記が「どちらでもないゾーン」です。
先ほども述べた通り、ダウ理論では「明確な転換シグナルが出るまではトレンドは続く」と考えます。しかし、相場には、このようにどちらの条件も満たしていないゾーンがあり、はっきりとした方向感が出にくいのが特徴。調整波でよく見られます。転換しているわけではないですが、トレンド継続も転換も両方考えられるので、要注意ゾーンとして、区別しましょう。


以上がダウ理論の概念です。

FXでは、上記の概念を用いて、今の相場が「上昇トレンド」なのか「下降トレンド」なのか、あるいは「転換する」のか「どちらでもない相場」なのかを判断します。

方向感を掴んで初めてトレード戦略を立てられるので、テクニカルの土台として、ぜひ覚えてくださいね。


まとめ

いかかでしたでしょうか。
初回は「ダウ理論」について解説しました。

実際にチャートをなぞると、意外とすぐ掴めるようになります。ぜひ何度もなぞって、相場の方向感を分析してみてくださいね。

それでは、最後までよんでいただき、ありがとうございました!
また次回もよろしくお願いします。

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