あめのはなし
あの日
雨の音にかき消された僕の言葉が
もし、君に届いていたとしたら。
いつまでも変わらないこの距離に
変化をもたらすことができたのか。
そんな女々しいことを考えてしまうほど
どうやら僕は弱ってるらしい。
君のせいだとは言えないし
僕のせいだとも思いたくはない。
いっそのことこの天気のせいにしてしまえば。
だけど
0か100にしかならない結果に怯えて
あの雨に感謝までしてしまう僕は
結局いつだって弱いまま。
きっと変化なんてものは世界一似合わないんだ。
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