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綴ること

吐き出した言葉に感情なんかなくて、

何が本当で何が嘘かもわからない。

他人が投げた言葉を篩にかけてみるけれど

私の篩じゃ目が大きくて全部すり抜けていく。

もう、なんの意味も持たない。


だけど

綴る言葉に感情が生まれ、色がついた。

無意味だった篩もいつの間にか

機能するようになっている。

吐き出す言葉なんかよりも、もっとずっと

綺麗で強くて、儚い。




これでいい、これがいいんだ。

私の思いは、言葉はここにある。

誰のためでもない。

ただ自分のために。

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