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ビッグイシュー編集部の端っこ席から②

10月1日号(392号)が発売となった。特集は「アップデートしたい『LGBT』」。性の多様性や法制度の改善について発信する神谷悠一さん(「LGBT法連合会」事務局長)、中西高大さん(セクシュアリティ分析サービス「anone,」開発者)、からたちはじめさん(漫画『ぼくは性別モラトリアム』著者)にご登場いただいた。

中西高大さんが開発した「anone,」は、WEB上で66の問いに答えていくと2000通り以上の分析結果が表示される。問いに答えることそれ自体も、自分と向き合う時間になった。

10月1日。東京では、多くの方々の思いと力が合わさって、「夜のパン屋さん」というビッグイシューの新たなプロジェクトが始まった。プレオープンは連日大盛況のよう。枝元なほみさんの思い、胸に刺さる。

そして、編集部界隈の日々の小さな記録。

9月△日  編集部インターンとして半年間にわたって大活躍してくれたSさんが出社最後の日。行動力があって聡明で勉強熱心で、こちらがいろいろなことを教わりました。これから広がる世界にたくさんの幸がありますように!
9月29日  私の大好きな時間、月1回のビッグイシュー講談会。この夜は、「大学で貧困問題を勉強しています」という大学生が足を運んでくれた。また、会場の前をたまたま通りかかったという男性がふらりとご来場。「講談好きなんですよ。このビッグイシュー講談会、すごくおもしろかった。もっと広まるといいのに!」と言ってくださり、感激。ビッグイシュー講談部(販売者さん)も創作講談「食」を披露。回を重ねるごとに、声が通り、表現力も豊かになってきている。すごい。そして、講談師 玉田玉秀斎さんと玉田玉山さんの講談は、いわずもがなの迫力と面白さ。会場のカフェ「周(amane)」のママさんもいつも本当にありがとうございます。次回は10月29日です

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10月△日  新しい1ヵ月の始まり。販売者さんたちも、お客さんにお渡しする手作り冊子やお手紙を更新。私もいただく。梅田歩道橋上で販売しているHさんの小冊子「ちよっとひと休み」は、なんともう164号目。高槻のYさんが作る「路だより」は、元板前らしくその時々におすすめのレシピも掲載。今回は「鉄火味噌」だ。茄子や豆腐の田楽、風呂吹き大根にどうぞ、とある。お二人ともお客さんとのつながりをとても大切にされているのが伝わってくる。

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10月△日  LLCインセクツさん主催の人気イベント「KITAKAGAYA FLEA & ASIA BOOK MARKET」が、今年はオンラインで開催。ビッグイシューからは編集部のおすすめバックナンバーsetと、イベント先行発売のオリジナルトートバッグ(オーガニックコットン製)を出品。トートバッグは実験的な商品で、もし今回の反響がよければ、路上販売にもつなげられたらいいなという願いを込めての制作です。


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