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仕事を受ける側と依頼する側、両方から見る「一緒に仕事をしたい相手」のこと

こんにちは、りほまるです。早いもので、副業から始まったライター人生は7年目を迎えようとしています。

はじめは本業でセールスをしながら、副業としてクラウドソーシングサービスを利用して記事を作っていたわたし。ライター人生1年目の途中からインハウスになり、3年目にはインハウスのエディターとなり、4年目で個人事業主になって、その後インハウスのライター・エディターに出戻りしています。

つまりわたしはこの7年で、仕事を「受ける側」、仕事を「依頼する側」、いろんな立場でライターという職種と関わってきたわたしが、この7年を通して大切だなと感じたことをお話したいと思います。

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1.納期を守る

な~んだ、そんなことと思われそうですが、やっぱりこれが1番大事です。お仕事を「もらう側」として働いていたときも、納期厳守はわたしがもっとも大切にしてきたことのひとつでした。

(そして残念な話ですが、納期を守れないライターは多いので、当たり前のことを当たり前にやれるだけでアドバンテージにすらなってしまうのです…)

納期遵守のためには、正しく工数の見積もりを立て、制作時間をあらかじめ確保しておくことが重要です。なんとなーく管理するのではなく、カレンダーをブロックするなどして強制的にアウトプットの時間を作ってしまうのがおすすめです。

もちろん人間は機械ではないので、急な体調不良で計画通りに進まないこともあるでしょう。そういうときは、難しそうだとわかった時点で嘘をつかずに連絡するのがめちゃくちゃ大事です。そして、遅延が発生した段階でリカバリー案を提案するとなおよしではないでしょうか。

すみません、急な体調不良で昨日の納期に間に合いませんでした。体調が回復次第やりますので少しだけお待ちいただけないでしょうか。
急な体調不良で、明日の納期に間に合わないかもしれません。申し訳ありませんが、納期を〇日伸ばしていただくことはできないでしょうか?

契約内容次第ですが、ライターのコミュニティなどに所属しているのであれば、発注者に許可を得たうえで誰かに代打をお願いする、という方法もあるかもしれません。

具体的な対応策はさておき、とにかく誠実にコミュニケーションを取ることが大切です。嘘をついたりごまかしたりせずに対話しましょう。

お仕事を依頼する立場のとき、ライターさんから「納期に間に合わなさそうです」と連絡をいただくこともあります。そのときも、ちゃんと理由を伝えてくれ、いつまでにやってくれるのか、改善策を誠意をもって伝えていただければ、それだけでお仕事を依頼しなくなることはありません。

2.「どこを見てほしいのか」を明確にする

原稿を仕上げたとき、多くの人が「ご確認お願いいたします!」とメッセージを送るのではないでしょうか。これまでに何度もコミュニケーションを取っていて、「どこを確認すればいいのか」の共通認識が取れている場合はもちろんこれでOK。

一方、お付き合いが浅いライターと発注者の場合、ライターがただ「確認お願いします」と伝えても、発注者には原稿のどこを注意して見ればよいのかが伝わりません。

わたしが今お仕事をしているライターさんの中には、原稿にとても丁寧にコメントを添えて下さる方がいます。

~~~を参照し、〇〇という表現を用いてみました。いかがでしょうか?
当日のお話が少し抽象的だったため、より具体的にするためにXXXを付け加えてみました
詳しくお伝えしようとなるべく具体的に書いてみましたが、文量が多くなってしまい逆にまどろっこしくなってしまったのではと心配です

といった具合です。

このような記載がなくとも依頼した側原稿の全体を確認するのは当然なのですが、上記のようにどこが不安だったか、どこを確認してほしいのかを明確にしてもらえると、確認する側としてもフィードバックすべきポイントが明確になります。

また、こういったコメントはライターから発注者へのフィードバックと捉えることもできます。

  • 事前に自社の情報を伝えたつもりだったが、伝わり切っていなかった

  • 記事目的の共通認識を取れていなかった

など、ライターからのコメントで気づけるケースもあるので、互いのために、不安ポイントは言葉にして伝えられるとgoodです。

3. 「共創」する

これは主に自分が仕事を受けるときに感じていたことですが、言われたものを言われたとおりに作るのではなく、「共創」する、つまり相手の解決したい課題に合わせて提案をしてあげることも大切です。

たとえば、発注者からのオーダーに忠実に原稿を作った結果、文字ばかりで見づらくなってしまったとします。そのときに、「見づらいけど、頼まれたのはテキストだけだからまあいいか」とするのではなく「表を入れることで見やすくなるかもしれません。貴社のデザイナーさんにお願いできないでしょうか」と提案してあげるのです。

たしかにライターの主たる仕事は「文章を書くこと」かもしれません。でも、文章を書くことを通して達成したいのは、「読者にわかりやすく伝えること」のはず。先ほどの例では、「貴社のデザイナーさんに」としていますが、自分がデザインツールを使えるのなら「作ってみても良いでしょうか?」と提案するのもありだと思います(追加で請求をしたいのであればその旨も忘れずに伝えましょう)。

仕事を依頼した側は、一緒に良い物を作ろうとしてくれている、というその気持ちだけでも嬉しいし、誠意を感じるものだと思います。

ということで、仕事を受ける側と依頼する側、どっちも経験して見えてきた大切なことをお伝えしてみました。読み返してみると身もふたもないことを言ってるような気がしてならないですが、結局お互いに気持ちよく仕事をし、何度も受注・発注しあう関係性を築くためには「いい人」であることがめちゃくちゃ大事だな、と個人的には思っています。誠実である、邪悪にならない、わたしは引き続きこれらを徹底しながら書き続けていきたいし、編集し続けていきたいと思っています。

ということで、法人の仕事もblanksの仕事も個人の仕事も続けているわたしは、常に一緒に書いてくれる仲間を募集しています。一緒にこんなことやってみたいよ、手伝ってほしいよ、というものがありましたらぜひお気軽にお声がけください。

どこかでご一緒できる日を楽しみにしています!


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