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「頑張れ」の呪い

「頑張ってね」と言われることが、いつの日からか辛くなりました。
ああまだ頑張りが足りないのか。もっと頑張らなくちゃ。
今考えると、ここでも他人軸になっていたのでしょう。心もぼろぼろ。
あの時病院に行っていたら、何か変わっていたのかもと考えてしまいます。

いっぱいいっぱいで毎日泣いて、頑張っていたのに。
ある日通っているピアノの先生に、
「もう頑張らなくていいよ。十分頑張っているから。」
と言われました。
その時に、もう頑張らなくていいのか、もう頑張っていたのか。
心が軽くなったのを覚えています。
ここから私は、自分にも他人にも、「頑張れ」を使わなくなりました。

応援や激励を鬱陶しいと思うなんて、なんて恩知らずだろうと自分を責めた日もありました。
でも苦痛に感じても大丈夫。もう頑張っている証拠だから。

いつかの誰かがインスタライブで、”息抜いて、生き抜こう。”という言葉を紹介していました。私は、いつもこの言葉を胸に抱えて過ごしています。

頑張れと言われて、素直に受け止められる日が来たら、頑張ればいい。
皆さんの「頑張れ」の呪いが解けますように。


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