ジャニーズWESTの新曲を語りまくる

ジャニーズWESTの16枚目のシングル
「サムシング・ニュー」


”ウエディング”をテーマにした楽曲。

あいみょんが作詞作曲したことで話題にもなっている。
あいみょんらしさとジャニーズWESTらしさが上手く融合されているな〜と思っている。


今回はそんな「サムシング・ニュー」の歌詞に注目して、私が思った楽曲の魅力、自分なりの歌詞解釈を語っていく。


①歌の世界観について

この楽曲はバージンロードを歩く2人を描いた歌だと思う。
(実際には男性は歩かないが気持ちの話だと考えている。)

歌詞の中に以下のような表現がある。

【歌詞の始まりの方=バージンロードを歩き始める段階】

前方100メートル先に
小さな石ころが落ちています
【歌詞の真ん中の方=バージンロードの真ん中】

後方50メートル先に
君を追いかけてきた人がいます


バージンロードの長さの平均値を、切りよくすると10メートルとなる。
しかし、この歌詞だとバージンロードの全長が100メートルという事になる。
なぜ実際の10倍の値なのか?

それはきっと、歌の中の世界の2人にとっては長い道のりなのだと思う。

小さな石ころは指輪(の宝石)なのかな〜と思ったり。


②誰目線の歌詞?

男性目線で書かれている。
そしてその男性は歌詞の中で、これから奥さんとなる大切な人を「姫」と呼んでいる。

これに関しては根拠がないが、あいみょんが書いた「姫」というワードをジャニーズWESTが歌う事にどこか”エモさ”を感じる。

他の人が書いた「姫」では違うし、ジャニーズの中でも他のグループが歌う「姫」は、それもまた違う。


③なぜ彼女を「姫」と呼ぶのか。

現代の女性にとって呼ばれ慣れない「姫」。

呼ばれ慣れてはいないが、
いい意味でキラキラしすぎていないジャニーズWESTが呼ぶ「姫」だからこそ、歌の中の世界に存在する男性と女性にリアリティが生まれるのだと思う。

そして「姫」と呼ぶことで、男性にとって女性が特別な存在なんだということがすごく伝わってくる。

男性にとってその女性は「姫」に違いないのだ。


④歌詞を細かく見ていく!

大名様もビリケンさんも味方に付け
何ちゃってヒーロー気分でその角を曲がれ

大名様、ビリケンさん、なんちゃってヒーロー
このコメディちっくなワードを使うことで、ただ愛を歌う曲にならずポップさが出ている。

そうすることでTHE ウエディングソングではなく、人生賛歌であり応援歌にしているのだと思う。


大切な君を守るため
最後まで援護させてください

”援護”というワード。これがすごくいい。

男性が一方的に全てを背負うのではなく、必要がある時に彼女に対して少しの力を貸してくれるのだ。

今の時代に合った理想的な夫婦の関係のような気がする。

そしてこの丁寧語。男女で対等な立場であるような、丁寧な物腰にも魅力を感じる。

(後、個人的にはここを重岡くんが歌うというのがなんかめちゃくちゃいい。)


愛も闇も仕事も君も全部
この背中で戦ってみせるよ

”愛”と”闇”
正反対なものが並んでいる。

この2つが並ぶことで、人間的にマイナスな部分、持っていない方が良さそうな気すらする”闇”の部分も含めて、自分の全てをまるっと愛して守ってくれる感じがするのだ。

そして、”愛”と”闇”という目に見えないものの後に、リアルな”仕事”と”君”が来ることでもより本当に自分のなにもかも全てを愛して守ってくれる感じがするのだ。


だんだん顔が曇ってく君を抱きしめたい
何でもないフリしてるけどやっぱり怖いんでしょ?
君が恐れている未来なんかは 
今日限りでサヨナラしてあげる

結婚という人生の中での大きな決断。

バージンロードを歩く中で、彼を愛していることが確かであっても最後の最後、自分の決断に不安を感じることもあるのかもしれない。

強がってる中言ってもらえたら、気付いてもらえたら安心するだろうな。


サヨナラ”しよう”じゃなくて、”してあげる”
さっき、彼が一方的に全て背負うわけではないのがいいと言ったが、こういう彼女が不安になっている時は彼が全力で力になってくれるのは頼もしく感じられて嬉しい。


渡すものか!僕の好きな人
最後までこの手離さないよ

こんなの言われたら嬉しいに決まってる。
歌ってる時は見えないけど「!」が歌詞についてるのが決意を感じられてすごくいいなと思う。


"姫"というワードがある事で、
「最後までこの手離さないよ」に対して下の画像のような画(身分違いで結ばれないはずの姫を、王子がいい意味で連れ去ってくれているみたいな状況)が浮かぶ気がする。(私だけかも)
こういうところに「姫」が響いてきてるのすごいな〜と思った。

画像2


嘘も悪も涙も君も全部
この両手で鎮めてあげるよ

さっきの「愛も闇も仕事も君も全部」とは違って、今度は全てがマイナス。

この歌詞の直前に「後方50メートル先に…」という歌詞がある。
つまり、ここでバージンロードを半分過ぎた事になる。

結ばれるまでの道のりが残り半分だけとなったところで改めて、マイナスな部分も全部受け入れるよと言ってくれているのだ。
この曲は綺麗事だけではなく、マイナスな部分も含めて相手が受け入れて力を貸してくれるところがいい。


そして、力を貸してくれているのかと思ったらその直後に

そして君といれば 僕は強くなれるんだぜ

自分だけが護られている、力をもらっているのではなくて、自分も相手の力になれているんだと感じられる。


さあ、いざ行こうよ 姫

ここ以外は全て「さあ、進もうよ 姫」なのだ。

”いざ”に力強さを感じる。

これも改めてという表現な気がしていて、
残り半分もない結ばれるまでの道のり、ゴールが近づくとより不安になるかもしれないが、前に進もうよと意気込んでいる感じがする。


目の前に2人を引き裂く敵が現れたとしても
僕らの持つ愛の経験値には誰もが勝てないよ
進もう


「さあ、いざ行こうよ 姫」にプラスで話す、前に進むための後押し的な言葉だと思う。

ここの”進もう”だけ「姫」が付かない。

ここだけは、最後の最後、自分(男性)にも言い聞かせているのだと思う。

ここまで強がって来たけれど、なんだかんだ男性も不安だよねきっと。


愛も闇も仕事も君も全部
この背中で戦ってみせるよ
限られた時で出会った人 そうさ
君がいれば
僕らは最強なんだぜ
さあ、進もうよ 姫

ここで神父の前に到着。

前半と同じ歌詞にすることで、強い思いとして表現する。

改めて彼女へ君を守る事を誓い、共に進もうと心の中で声をかけている。


”僕らは最強なんだぜ”という部分。

どちらか一方だけが力を貸しているのではなく、2人でいることで2人が一緒に強くなれる。支え合えるという魅力的な関係を表現している。


大興奮で最高潮に幸せです
「愛してる」願いを込めて
このベールをめくる

最後は純粋に幸せ。

そして、ここで初めて結婚関係の具体的なワードが出てくる。

最後にリアリティがあることで、歌中の一連の情景が一気に引き締まる感じがある。


おしまい。

「サムシング・ニュー」
自分なりに分析してみた。
あいみょんの思考とは違うかもしれないけど、本当に素敵な歌詞だなと思う。

あいみょん
素敵な歌をありがとう!!!!!!!!

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