【新人療法士向け】足部の骨・触診の復習part2
前々回に引き続き、足部の触診について復習しましたので共有させてください。
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今回の目的
今回は足部の外側を中心に解説していきます。
では始めましょう
第5中足骨・中足趾節間関節
骨模型を見るに、第5中足骨の茎状突起はかなり出っ張っていますね。
まずはそこから触っていきます。
茎状突起がわかりづらい時は踵側から指を当ててなぞっていくと骨に当たるところがあるので、そのように道程しましょう。
この茎状突起は短腓骨筋の付着部となっています。
長腓骨筋は上記の触り方で茎状突起を触れるまでにあった何もない部分(柔らかい部分)を通って内側楔状骨・第1中足骨底に付着します。
第5中足骨がわかったらつま先側へ辿っていくと、関節部分に触れることができます。
そこが中足趾節間関節です。
踵骨
次は足部外側面を踵側へ辿るとすぐに踵骨を触れることができます。
腓骨筋結節(踵骨)
腓骨筋結節は外果の遠位にで触れます。
この結節で長短腓骨筋の走行が分かれていくので、筋をさわり分ける際に重要なランドマークとなります。
外果
外果は腓骨の遠位端で内果よりも後方かつ遠位に突出しています。
これにより外返し位での捻挫を防ぐことができます。
そのため捻挫は内返し位で好発します。
代わりに外果骨折が起こりやすいです。
足根洞
外果前方の軟部組織の陥凹を触れられます。
ここが足根洞と言われており短趾伸筋や脂肪組織で覆われています。
遠位脛腓関節
距骨から近位を触れていくと遠位脛腓関節があります。
が、ここは前脛腓靱帯があるため明瞭に触診することが少し難しいところに注意です。
足部の外傷により遠位脛腓関節が離開してしまうこともあるため健常者での触診が重要となります。
終わり
お疲れ様でした。
またご好評でしたら続きを書いていくので是非復習に当ててください。
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