見出し画像

文フリ福岡振り返りレポート

まとめだけ言うと、ほぼ10ヶ月で本を2つ作り、55冊印刷したらおおよそ25冊〜30冊は売れました、イベントだけで。

原稿が完成するまで

ことの始まりは去年の12月。短歌を始めてみたら文学フリマなるものの存在を知りました。
当時短歌を毎日詠んでいたので、これは本を作って参加したい、と強く思うようになりちょうど始めたnoteでもことあるごとに書いていました。

文学とは、と悩み始めた今年の春。短歌がうまく詠めずに四苦八苦していてもイベントに出ることは諦めず、10月開催の文学フリマ福岡に申し込み即入金。これであとはないぞ、と自分を追い込みました。

7月まではなにもせず。8月に入ると途端に自叙伝的なエッセイを書き始めます。えっ、原稿は?

9月も後半を過ぎたあたりでようやく短歌本の原稿に着手します。その頃には短歌だけでなく詩、ショートショート、そして漫画も一本入れようと考えていました。まず漫画から手をつけました。

おおよそ1週間ほどで漫画10ページをつくりあげ、入稿締め切りぎりぎりに文章パートと表紙を作りました。かなりの突貫工事。

ギリギリに入稿したので本の現物が届いたのが前日の22日朝でした。

イベント準備

外出のたびに100均に寄り、備品などを買い漁りました。オタクの味方、100均。
イベントに出るのが5年ぶりとかそのくらい久しぶりだったので、ディスプレイ用の小物とかが全くなかったのです。

高さを出すためにポスターを吊るスタンドはAmazonで買いました。2個で1300円ほど。
他、OPP袋など。透明ブックカバーがめちゃくちゃ足元見られてる価格(送料)でギリギリしましたが絶対に必要なものだったので購入。

備品以外の準備は直前でした。
まず、名刺をまた突貫で作り、フリーペーパーをキンコーズで印刷しました。

22日に本が届いてからは唐突に思いついた帯作り。
データを作り、印刷は自宅のプリンターで行いましたがギリギリ足りないくらいでインク切れ。まあ全部売れることは無いだろうと印刷できただけをカッターで切り離します。

ところで私、めちゃくちゃ不器用なんです。
カッターがあらぬ方向へ飛んでいき、切り込みの入った帯がいくつもでました。捨てました。
最後とかやばかったですね、1枚に6つの帯が出来るのですが成功したのが3枚。不器用。
ここで日付が変わりそうだったので帯の折り込みは会場で行いました。
もう今後一切、帯は手作りしない。印刷所さんに作っていただきます。できないことは金で解決する。てかその方が綺麗。

見本誌を2部ずつ作り、スーツケースに詰めた後寝ました。明日の自分にお任せしよ。

当日。朝。

6時起きでしたが、寝れず。もともと睡眠に難のあるうつ病患者ですので寝れないのはしょうがないのですが。
目の下に盛大なクマを作り、朝の準備を終え出発。

移動は高速バスです。最寄りのバス停を考えると新幹線で行くのは逆に時間がかかるのです。それにどうせ目的地は天神ですし。
バスの中ではKindleで漫画を読んで過ごしてました。

バスターミナルを出てまずは会場のあるエルガーラホールをめざしました……って近っ。近過ぎてびっくりしました。アクセスページとマップを見ながら歩いたのですごくわかりやすかったですね。(分かりづらいと聞いていましたが……)

場所を確認後、飲み物を買いにローソンへ。ちょっと歩いたけど充分徒歩圏内。ついでにチョコレートを買って戻ったらちょうど開場してました。
本当はサークル入場10時のはずが、参加者がいっぱいきてたからか早めに開けていました。

会場は綺麗でしたね。

自分のブースに到着し、両隣へご挨拶。自分のブースはあ列の2番だったので会場の端っこ付近でした。トイレが近くて良いなあと思いましたが結局始まる前に一回しか行きませんでした。

セッティングは練習できなかったのですが、布(テーブルクロス)がちょうどの大きさだったのと本が2冊とポストカードのみだったのですぐに終わりました。

むしろその後の、フリーペーパーを二つに折ったり、昨日できなかった帯の折り込みにかなり時間がかかりました。前日までに終わっていれば……!

折り込み作業半ばで11時。一般参加者の入場です。

余談ですが、折り込んでて気づいたのですが55冊注文したはずがどちらも数冊多かったですね。

文学フリマ福岡、開始。

ぱらぱらと一般参加者の方が入ってきました。
入り口から遠かったのでどのくらい入ってきてるかは分からなかったのですが、こんな端っこまで来てくれる方がそこそこ居ました。

周りの方々に合わせて、こんにちはーと声をなるべくかけるようにし、立って接客を心掛け、フリーペーパーや名刺を配るようにしました。
というか、隣の方や前の方から配布物を受け取った方は100%受け取ってくれると確信したので、それを見てお配りするようにしてました。卑怯っ!

フリーペーパー、当初は40部刷って余るだろうと思っていたらなんと開始40分でなくなりました。舐めてた……この規模なら100は刷っても終了までにハケそうですね。

本、果たして売れるのか。売れなくてもめげない! って心持ちで挑みましたが意外にもちらほら売れていくじゃないですか。
特に、短歌などを収録した「星天」は売れないよなと思っていたらそれを目当てにお越しになる方もいたり、想像よりも多く売れていきました。

イベント前に通販予約を受け付けていたのですが、エッセイの方が圧倒的に人気だったんですよね。だから文芸本は売れないと思っていました。

ここは成功ポイントなのですが、見本誌コーナーに寄贈したものの他に、ブースにも見本誌を置いたんですよ。これが結構読まれたり、読んだのちにお買い上げいただいたり。
あとはやはり帯効果が半端ないです。思いつきで作ってよかったです。
ブースの見本誌はもっと文字で宣伝してもよかったですね。

逆に失敗ポイントなのですが、特にエッセイが老眼だったり目があまり良くない方が読みづらそうにしてました。
中身がですね、文字が小さくて青色なんですよ……。私は可愛いと思ってそのように作ったんですが見づらかったみたいです。

というのも、なんとなくの体感で女性は若い方が多く、男性は壮年の方が多かった印象でした。
うちのブース、名刺とか本とか若い女性の方にはウケが良かったのですが、壮年の男性からはあまり良い印象はなかったみたいです。
(壮年の)男性の方に名刺を渡すと失笑されたり、本を読んで鼻で笑われたりしました。ちょっと落ち込みましたが、まあいろんな方がいますよね。合わなかったんでしょう、後半は明らかに興味を持たれた方以外の男性には挨拶しかしていません。

ですが嬉しいお言葉も沢山頂きました。
エッセイを試し読みして買われた方から「好きな言葉があったので買いました」と言われたり、「友人が、自分がうつ病で」と買われた方が何人もいらっしゃいました。
文芸本も、通りすがったけどやっぱり欲しくなってとか、見本誌を見て、または理由は明らかにされなかったのですがブースに来られて速攻で買われた方もいらっしゃいました。

ちなみに、ポストカードも置いてました。去年の産物(イベントで出すのは初)なので2枚で100円にして在庫を減らそうとしてました。賑やかしですね。
でも、絵が綺麗とか、この一枚が気になり、上手いなどなど言ってくださって、出してよかったなと思います。ちょこちょこ売れていきました。
まあ、商売っけが無い、もっと高くしろ! って男性に言われたこともありましたが(購入はされず)

ところで、両隣とお向かいのサークルが人気でした。すごくすごく人が来て、私のところは中洲みたいな感じ(伝われ)になった時がありました。居た堪れないというか、なんというか、うっ、人きてくれーーーーってなりました。こう言う時ぼっちはつらいよ。

だけど休憩は許されず、昼食も水分補給もできないまま時間が過ぎていきました。いや水分はとった方がいいんですが。涼しかったのでつい……。

折を見てブースを抜け出し(離席中のメッセは書きました)、気になっていたサークルさんへ。作品をお迎えしたり名刺交換したりお話ししたりと楽しかったです。

そんなこんなで時間が過ぎ、16時を回りました。
アナウンスが鳴り、拍手で終わりました。
来場者数は一般だけでも600人超え。全体で800人弱だと言っていました。そんなに人が来たイベント、過去参加したイベントで一番多いです。

片付けしてご挨拶して、アンケートに回答して会場を去りました。
本当はいっぱいじっくりサークルを回りたかったんですけど、なかなか難しかったです。

さいごのまとめ+α

なかなか充実度の高いイベントでした!
次も参加したいと思いましたし、できることなら他の地域も出店したい!
話を聞くところによると大阪はかなり楽しいらしいですね……!

お知らせなのですが、通販サイトを開設しています!
購入されたい方がいましたらぜひご利用ください!
(ピクトスペースの匿名配送を使用します、一回の注文につき+350円かかりますご了承ください)

🔽こちらをタップしてください!

置いているものは新刊の2冊です。

ご縁がありましたら嬉しいです、よろしくお願いします!

では、文学フリマ福岡、お疲れ様でした!
ありがとうございました!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?