脇役がカッコいいんじゃん

一昨日書いた「人生はロープレと同じ」という話の続きです。

人生では何かしら役割を渡されるんですが、それを改めて気付かされた出来事として、社内の同僚=中井クンとの会話のことを少し。

これを書くにあたって押さえておきたいキーフレーズ“「俺が俺が」と前のめりに出ないこと”。最近の自分のテーマです。

社内で新しいプロジェクトのキッカケとなる発言がその人との会話でありました。

その着想は僕も同様に持っていて、根拠や情勢、社内の俯瞰的視点を以前から彼に伝えてきました。

そうやってほとんどの状態を準備していても、僕は答えや提案を出しませんでした。

一方彼はその着想を持って具体的施策として話をしてくれました。

中井クン「笠松さんからずっと聞いていて自分なりに考えたんですけど、
売上を上げるために○○したらいいと思ったんです。」

「それめっちゃええやん。是非自分自身で提案してみて欲しい。提案が通るようにバックアップさせてもらう。」

話の結論はこんな感じ。一も二もなく即答で答えました。

社内注目株の自分が捨てたこと

今社内では正当な競争を要求されています。

自身が経験した成功も失敗すらも共有し、他者の成長に貢献することを目的とした競い合いを「競争」と定義する。

社内で決められたルールの一部です。

僕は全員で競争したいと周りをはやし立てています。
その方が仕事が面白いと思うタイプだから。

平和的で人間性が豊かな人が多いので、若干浮き気味です(苦笑)

そんな環境だからっていうのもあるのですが、やはり目立ちます。

注目されます。

注目された人間にありがちな成長欲スパイラルで、どんどんチャレンジしています。

結果無意識に評価されることに過敏になって、
「評価される仕事」を良し/「評価されない仕事」を無駄、とかなり偏っています。

そして、
どんどんチャレンジするので忙殺され余白もなくなり、会社内の周りにドライになります。仕事に関連しない会話や世間話をしなくなる。そうして無感情に仕事をこなし続けていきます。

☝社内で競争が求められはや3年、イマココです。

そんなしょうもない自分ですが、腹を割って話をしてくれる友人から以前、

「お前、“俺が俺が”感が強すぎてキモいで」

と強烈な事を言われました。

正直ショックでした。

僕の努力を見ずに言われて腹が立ったし、見てもないのに何が分かるんだ、っていう気持ちがあったけど、それよりなんか「うわっ」と辛い気持ちがあった。

その「うわっ」は確信を突かれたような感覚。

その友人は周りを楽しませてる僕が好きだし着飾ってなくカッコつけてない僕を好きだと言ってくれる存在。

その彼は最近の僕の根本的問題点を指摘してくれたんです。

めちゃくちゃ痛かったけど、よぉく理解ができた。

そして僕はようやく“評価されること”を捨てた

自分が評価されることより、もっと価値があるものを作りたい、って思えたんです。

「裏回し」という黒子だったナイナイ矢部さん

ナイナイ岡村さんのオールナイトニッポン、このラジオ番組内での岡村さんの失言について、相方・矢部さんの公開説教は有名な話。

この公開説教に至った経緯とか、ナインティナインの歴史や当時の想いとかはYouTuberカジサックさんの動画でよく分かります。

これ前半です。後半もあります。
どっちかで「めちゃモテ」の始まり秘話とか「めちゃイケ」の当時の裏話とか話されてます。

僕が好きな部分は、矢部さんが当時「裏回し」という役割を課されていたこと。

出演者でありながら演出という裏方仕事をやらされていたエピソードの部分。

芸人として前に出る宿命的願望より、番組が面白くなることを優先した瞬間。そこに自分が居たという喜び。

日本中から注目されていた番組内のMC的立ち位置ながらも「裏回し」という影の存在を甘んじて受け入れたことによって進化した話。

グッときました、矢部さん。

熱狂の最中に自分の天井を見たキンコン西野さん

YouTubeの「毎週キングコング」でキングコングのお2人が話してるどの回かで、「はねとび」の事を言ってました。

はねとび全盛期の時にキンコン西野さんが見たらしい先見性は、マジでやばい。

ナイナイや「めちゃイケ」と比較されながらも、業界の構造的な問題を見て次に打つべき手を考えて方向転換できるのは、勇気と知性の塊だなと。しかも世間的評価を捨てることとなっても。

グッときました、西野さん。

比較を捨てて得れたこと

芸人さんたちマジでかっこいいなって思った次第です。

って結論じゃなくて、中井クンとの話。

今そのプロジェクトを動かそうと僕は僕でできることやっていこうと思います。

何より良かったのが、中井クンのエネルギーが高まったこと。

その高まりを感じて自分もエネルギーが高まったこと。

この感覚を久しぶりに得て、頑張ろうと思えた。

「ヨシッ、ゲットだぜ!!」っていうサトシ的感覚。

そんな感覚をもらえたこの記事の登場人物全てに感謝したいって思った。

そういう内容です。

今日も素敵な一日を。

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