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ネット恋愛について思うままに綴る ②
思うままに綴る第二弾です。
今まで体験してきたネット恋愛について語る。これを書くために自分の人生を振り返ってみたがたぶん大きく分けて三つの経験があったと思う。
経験プラットフォームのご紹介を
ネット恋愛って言っても、何でその経験をしたかについていろいろと変わる。マッチングアプリ(出会う前の状態)かチャットルームなのか、アプリゲームなのか…私の場合はネットゲームでした。
私の古参フォロワーさんなら知っているであろう『剣と魔法のログレス』です(以下、「ログレス」という)。
今はこちらのスマホアプリ版を知っている方が多いと思うが、元々は画像のように、ログレスはPCで配信されていたオンラインゲームだった。
中学2年の頃、中国に行ったときネットが何も繋がらなかった。
Google繋がないわYouTube繋がないわ、Twitter繋がないわ、なんもできんわ!となり、唯一繋がったサイトがYahooモバゲー(詳しく知りたい人は中国の『金盾』を調べてみてください)。
そして遊べるゲームを探したところ、ログレスにたどり着いたのです。
これから、私は日本に帰ったあともサービス終了の日まで、約8年をかけて、二つのサーバーで活動することとなる。ひとつ目はモバゲー、もうひとつが公式サーバーである。このnoteではそれぞれをモバ鯖、本鯖と呼ぶことにする。
一人目
好きがわからないが、たぶん初恋をした。
城下町というエリアでよく5人ぐらいで駄弁っており、私もその一員であった。ログインする日時が一緒になることが多く、それがきっかけで、クエストに一緒にいったりするようになった。
しかし、決定点はSNSだ。ゲームの日記が書けるSNSサイトが別にあり、そこで彼と私は仲良くなった。
SNSを通じて、毎日、リアルの話もするようになり、家庭環境が似ているところやお互い和室でゲームをやったり、些細な事の積み重で親近感を持つようになった。
あまりダイレクトメッセージを飛ばさないことは本人からきいていたが、私がオンラインになるとかなりの頻度ですぐに連絡をくれた。それが嬉しくて、楽しみにしていた私は、学校が終わると早く家に帰りたいと思うようになった。
しかし結論から言うと、この人とは一緒になれることはなかった。ずっと好きではいたけど、彼は別の女の子と付き合うこととなった(現実に会っていたかどうかは分からないが、そんなの考える余裕がなかった)。
けれど、諦めきれなくて私はその人に告白をした。もちろん振られた。
あの夜、AIRの夏影を聞きながら泣いた。泣きまくってもうその日を境に全てを忘れて強く生きようと思った。
しかし、一度しか通話していないが、その時に知った彼の誕生日と小声で伝えてくれた「勉強がんばってね」は一生忘れることはない。
その後は長い間スルーされた。そして私は諸事情で本鯖に移ることに。それが彼と久しぶりに話すきっかけとなった。彼には大切にしていた装備を渡し、移った後のキャラ名は彼に決めてもらった。
その後の数年は連絡を取らなかった。彼はSNSを使わなくなり、サーバーも違うため話があわない。しかしSNSが閉鎖するというお知らせとともに、彼にもう一度連絡をした。その時に帰ってくると思わなかった返事は今も大切に取っている。
サービス終了前、私は知っていた人のアカウントを借りて、久しぶりにモバ鯖を覗いてみた。偶然、ログインを全然しなくなった彼もいた。実は、上に載せた画像がそのときのだったりする。詳しい説明は省くが彼も私も、あとで書くもう一人もいる。
ただそれは、彼との久しぶりな再開でもあり、永遠のさよならを意味していた。
もし本人がこれを読むことあるなら、伝えたいことがある。今も、これからも、私はちゃんと生きているよ。夢さんの方こそ、これからも悔いなく生きて幸せになって欲しいなと思っている。
二人目
はじめて寝落ち通話を経験した。はじめてライン交換をした。それまでは知らない人に寝息を聞かれるのが怖かったし、寝落ち通話なんて意味がわからないと思っていたが、こんなに安心できて居心地良い事だと知れた。
SNSを通じて本鯖で知り合った。彼の装備は強くて、ほとんど私が寄生する形で色々とクエストを一緒にこなした。ログインしていると、いつも向こうから「〇〇のクエストやりに行く?」「俺のクラメン手伝ってくれるってよ!」とか話しかけられて、それが嬉しかった(私は弱々の無課金勢だったのでとても助けられてもいた)
彼も、国籍等々、生い立ちや家庭環境含めて、私と似ている事が多かった。しかし、致命的な事に、彼の他人に対する『おせっかい』すぎる行動と考え方に私は賛同できなかった。
ある日、彼に対して対人関係の悩みでアドバイスをしたら「何もわかってないのに勝手に憶測を立てて、助言してんじゃねえ。失礼だよ」と言われ、ゲームもSNSも全てブロックされた。
この経験で、言葉の破壊力を身を持って知った。自分の意見を言うのが怖くなった。相手の迷惑になるのかな、言ったら切られる、言わない方がいいのかな、と考えるようになった。
ただ親曰く、私は自己主張が強く、そうであれば逆に私にとってためになる助言だったのかもしれない。もちろん意見を言うことは今も大切だとは思うが、相手の事情をわかってから話すのはとても大事な観点だ。
彼は別れとともに、それを私に教えてくれた。
三人目
一人目の時から知っていた人だったが、一人目にゾッコン過ぎた私だったため、正直この人のことは「よく城下町に待機している人だな」という記憶だった。たまに話すけど、それまで。
強いて言えば、一人目の良きお友達の印象。
この方とは一人目との連絡が途絶えた後、ツイッターで繋がり、そこで仲良くなった。
私が海外にいたこともあり、そこから約6年かけて、リアルで会った。ぶっちゃけ、会ったときは想像していた人と違いすぎてびっくりした。ネット恋愛あるあるですかね?笑
だけど、何度か会うようになり(毎回、後味がよくなかったり不完全燃焼すぎて)少女漫画でやるようなことをした。観覧車の中で人生ではじめて頭を撫でられた。はじめてハグされた。すべて、はじめての経験。
忽然とブロックされる事も多いことから、なおさら「自分の好きに自信を持つ大切さ」だったり「できる事は、できる時にしなきゃ後悔する」(前回のnote参照)と強く思うきっかけをくれた人でもある。
寝落ち通話も旅行もすべてした。精神がすり減るほど泣いて、暴言吐かれて吐いて、たくさんすれ違いもしたが、なんだかんだで今まで続いている。
社会人として、彼の考え方はとても尊重できるものだけど、性格等色々と悩むものもある。仕事も違く、住んでいるところも遠く、漠然とした不安が残る。
彼と一緒にいるうち、「リアルで知り合ったらしないような、この不安こそがネット恋愛の最大の敵なのかな」と気づいた。第三回は『まとめ(仮)』と書いたがこの不安について書くことになりそう。
けど。どんな結末を迎えても、精神が死んでいた時に彼に言われたこの発言が強すぎるせいで、きっと彼の事も忘れられないのだろう。
おまけ
前回のお約束どおりラブラブしている作品のご紹介。
今回は中国語を習おうと思って見たら習うことそっちのけで完全にハマった台湾ドラマたち。予告動画も貼ったので是非見てみて。
一つ目は『進め!キラメキ女子』
少女漫画好きな人はきっと大好きになる。少しプライド高めなお金持ち新入社員お坊ちゃんと仕事に一生懸命な百貨店社員のものがたり。王道すぎて好きすぎた。
二つ目は『秋のコンチェルト』
タイトルの響きが好きすぎる。
CLANNAD系かな…?身分違いの恋、家族については何なのか、好きな人の子供を持つことは何なのか、幸せとは何かについて、考えさせられる作品。正直、号泣物。見てるといろんな意味で心が痛いけど、本当におすすめの作品です。
短文を書くことが苦手ですがなるべく今回は簡潔かつ要点をしっかりとまとめようと思ったら長くなった…けどここまで読んでくれた方いましたら、ありがとうございます。
かなり赤裸々に書いたのでもし「この人?」って思った当時を知っているFFの方、こっそりとDMでもください笑 懐かしいだけに懐かしい話をいろいろとしたいなぁと思うものです。
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莉都 @rifuchsia
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