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コロナの時代をマインドフルに生きるすすめ

はじめまして、ヨガと瞑想のインストラクター、人生に変化を起こすコーチングをしていますRieと申します。初めての投稿になります☆

現在多くの方が外出自粛を行っていて、働き方や日々の過ごし方において様々な変化を体験していらっしゃると思います。

毎日費やしていた通勤時間、そして人と会うための支度から移動、食事やお茶、飲み会など外で過ごす時間がなくなったぶん、家での時間を持て余している方も多いかもしれません。ZOOMやスカイプでのオンライン飲み会やお茶会が人気だそうですが、物理的には離れていても、こうしてネットを介して人と繋がれることは現代の恩恵の最たるものだと感じて私もとっても感謝しています。

ただ、もしもこの家にいる時間が増えたことでの「良いこと」に目を向けるなら、それは、生きていて本来味わうべきもっとも大切なことに気づくチャンスが与えられている、ということのようにも感じています。

それは、日常の生活の中で日々感じる内側の感覚や気づきのことです。朝目覚めたときの最初の感覚、窓を開けたときの匂いや光の温かさ。朝食の味。そして時間を過ごすなかで浮かんでくる様々な感情、イメージ、思考。

インドの伝統的な修行法のひとつに、「ヴィパッサナー瞑想」というものがあります。参加者は10日間決まった施設の中で過ごし、その間人と話すことだけでなく、目を合わせることもしないことになっています。

以前外資系のオフィスで働いていた頃、同僚の数名が勧めていて、日本にもいくつか施設があるようです(興味のある方はこちら)。

私は参加したことがないのですが、この数週間、数か月前から練習を習慣にしているマインドフルネスの瞑想を1日に通算1時間以上は行っています。また、スマートフォンでの連絡のやりとりはありますが、直接人と話さない&一人暮らし、という意味では、今の私の状態はヴィッパサナー瞑想に近い状態なのではないかとも感じています。

マインドフルネス瞑想は、仰向けで寝ている状態や座禅を組んだり椅子に座った状態でもできますが、歩いているときや食事をしているときであっても、行っている動作ひとつひとつに時間をかけ、意識を向けていくことで「マインドフル」な状態になることができます。

ただ、やはり人とのコミュニケーションが入ってきてしまうとなかなかできないので、普段の生活においては朝や夜自宅で行うか、外にいる場合にはひとりでいるときに限りました。

それが、今はまる1日、やろうと思えばこの「マインドフル」な状態を実践することが可能なのです。

「マインドフルであること」とは、意識をすべて内側の感覚に向けていくことです。でもそれは、見えているものや聞こえてくるものを遮断するということではありません。それらの情報をしっかりとキャッチしつつ、意識は内側においたまま、自分が今何を感じているのか?という視点につねにとどまるのが「マインドフルな状態」だと私は理解しています。

なので、たとえ外の刺激によって一瞬不安や哀しみなどのネガティブな感情がわき起こったり、または逆に飛び跳ねたくなるような嬉しい・楽しい感情が湧いてきたとしても、その感情に自分を持って行かれることがない状態、とも言えます。

いつも意識は「今ここ」の自分にあり、つまりは、先ほどのような感情を引き起こした刺激はもう過去のものだったり、あるいはまだ起きていない未来のことかもしれませんので、「今ここ」にすぐに戻ってくることになるのです。

このマインドフルな瞬間が増えてきたここ最近、私の内面は穏やかで、また連日報道されるコロナ関連のニュースに影響されない「平和」がいつもあることに気づいています。そしてこの感覚は、毎日を忙しく、様々な予定で埋め尽くされていた頃の時間よりも、「内面の豊かさ」という意味では確実に質の高い時間を作っていると感じています。

外の世界と遮断されてしまったかのように感じて人恋しくなる方も多いかと思いますが・・・この時間をぜひ、「マインドフルなあり方」というのを少し意識して過ごしてみていただくことをご提案したいと思います☆

毎週土曜日にマインドフルネス瞑想の講座を実施しています。ご興味ある方は、こちらご確認ください。

皆さまがより豊かで充実したおうち時間が過ごせますことを願っています。

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