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保護者を強力なサポーターにする力② 浦上理恵 by(株)ブレグランス
はい、やっと続きです。
せっかく好きなテニスをして給料もらってるのに、こんなツライ状況嫌や〜〜〜!!と思った私は、早速どうすれば良いのか考えてみることにしました。
<過去投稿>
保護者を強力なサポーターにする力① 浦上理恵 by(株)ブレグランス
保護者を強力なサポーターにする力(1.5) 浦上理恵 by(株)ブレグランス
当時の私の状況:最悪の下の下(だと仮定する。)
当初の私の希望:まずは「可もなく不可もなく」状況に脱したい。
中身がわからない不安ほどコワイものはない
①に書いた通り、ベテランコーチとお母様の目が怖かった私は、
まずこの居心地の悪さをなんとかしようと、自分のできていないところや原因を探し、その中でも「具体的に何を一番恐れているか」を、言語化してみました。
(不安の中身がわからないのが一番怖い!)
【不安①】年上と話すんこわいねんけど・・。
原因:そもそも圧倒的に若い、何話して良いのか分からない
10歳以上離れているお母様がほとんどなので、おどおどしてたと思います。
しかも、やっぱり女性って若い子に嫉妬するもんです。。
自分もそれは分かっている為、妙に怖がって話せなかったです。
なんとか保護者の前を通らないように避けてました。
ただ、年齢だけはどうしようもない部分なので、色々考えた結果開き直りました。(若いもんはしゃーない)
【不安②】インストラクターとして自信ないから、人前に立ちたくない・・
原因:人前に立つ仕事として、何を備えておくべきか把握できてなかった
インストラクターとしての指導スキルに関しては、ペーペーなので仕方ないかもしれないですが、
それ以外の要素、例えば
「大きな声を出す」
「挨拶をする」
「誰よりも元気に動く、メインコーチのお手伝いをする」
この3つを怠っていました。
この3つは例えどんなにテニスがド下手なコーチでも、小学生でもできる内容です。
ここを頑張らずに保護者の人に優しくしてもらいたい、怖いの嫌や〜って言ってました。
この2つって文にしてしまうとすごく簡単なことかもしれないのですが、
実際にその状況に置かれていると、こんな簡単なことでもしっかり把握できたり、そもそもしっかりと考えて改善しようとする人って少ないと思います。
(だって私人見知りやしウンタラカンタラ言う人多いで!)
この2つを見つけた私は、次はその不安を取り除く為の行動に出ました。
いきなり、ベテランコーチのようになろうとせず、
保護者や周りのコートが求める「1年目のコーチの理想像」をしっかりと描いて、あとはそのようになれるように努力しただけです。
1年目に求めることってなんでしょうか?
とにかく誰よりも明るく笑顔でいることです。
結局、大事なことは超基本の挨拶でした。
まずは背伸びせずに等身大の自分のファンになってもらおうと考えた結果が
これです。
1に挨拶、2に挨拶、3,4も挨拶で、5にでっかい声で笑顔で挨拶
そもそもお母さん達だって私のことが嫌いだから距離があるのではなく、
私のことが得体の知れない小娘ってこともあった。
しかも後から聞いたけど、まだジュニア(スクールに通っている生徒のこと)だと思って、コーチだと認識していなかったとのこと。
それもこれも、私がしっかりと挨拶できていなかったから。
もしなんとなく「この人コーチだな」って分かっていても、自己紹介してこない奴に挨拶しないもんですよね。
そこからはお客さんが遠くにいようが、通り過ぎてからだろうが、無視られようが片っ端から挨拶。
どう頑張っても私のことが気にくわない人もいましたが、そこはその人の気持ちガン無視で挨拶してました。
だって、端から見たら「笑顔で挨拶している若いコーチ」と「それを無視する感じ悪い人」になるからです。
その人が損するだけなんで、むしろ(ちょっと仕返しを込めて)超笑顔で挨拶することにしました。
そのうち、自分の子供がすれ違いざまに挨拶しないようもんなら、保護者の人が「コーチに挨拶しなさい」と言ってくれる。
「この人、自分の子供のコーチなんだ」と保護者が認識する。
たったこれだけで最悪の状況から、まず求めていた「可も不可もなく」状態にバージョンアップしました。
やったー
〜原因②に対応しますが、ここからは明るいだけでコーチングが下手だとただのお調子者コーチなのでコーチングスキルは別途勉強しました。〜
その話は割愛します。
また別の機会に書こう。
結局、インストラクターは印象と信頼度が命
「笑顔で大きな声で挨拶」
10年目になった今でも続けています。
特に体験に来るお客様には、まずすっ飛んでご挨拶に行きます。
私があなたの大切なお子様をお預かりするコーチです。
と、絶対に先に挨拶します。
初対面の最初の挨拶で
「この人に子供を預けたい」
そう思ってもらえることが、子供向けの事業ではレッスン内容云々よりも一番大切なんじゃないかなと思います。
昨今、子供をめぐる様々な事件で、保護者はみんな
「誰に預けようか」、「誰なら信用できるのか」をしっかり見ています。
対子供スクールだと、そこを見落として「対子供」に対してのみ、
サービスをしてしまう傾向があります。
クレームさえ来なければ良い。
つまり初期の私の「可も不可のなく」状況で満足するインストラクーだと、そこから更に突き抜けるのは難しいかもしれません。
(圧倒的、技術があればついてくる場合もありますが・・。)
最初に仲良くしておけば、あとは体験レッスンでどれだけガン見されようが、何も怖くないです。(むしろもっと見て〜〜って感じです)
スクールだけでなく、合宿やイベントなど企画なども担当している場合、
ただの「週一回の習い事の先生」という認識だけではお客さんはついてきません。
習い事以外の時間を削ってこの人になら預けても良いと思ってもらえるポイントって、結局その分野の知識だけじゃ足りないと思います。
自分を丸ごとスキになってもらえるような姿勢が、新しいお客さんをどんどん作るコツかなと思います!
以上、長くなってしまったのですが保護者を強力なサポーターにする力について書きました。
大前提
★対子供スクールで、保護者はキーマン!
①居心地の良い環境、応援してくれる保護者は自分で作る。
(馴染めない理由はしっかり分析して潰す)
そのために
②安心して任せられる人間性をしっかりと出す
③対子供だけでなく、保護者までファンにする前提で臨む
その為の行動として「挨拶、初期の保護者とのコミュニケーション」が重要
自分のアウトプットの為に書いてみましたが参考になれば嬉しいです。
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