私がフットケアのお店を始めようと思った理由


私はもともと介護福祉系の学校を卒業して10年以上介護福祉士や介護支援専門員、生活相談員などとして高齢者の介護に携わってきました。

もともとネイルに興味があり働きながらネイルスクールにも通い数々の検定を受けて合格証、修了証などを取得してきました。仕事柄、手にネイルをすることはできなかったのに。

ある転機とともに、自分の年齢も考えた時。今しか夢だったネイリストをやってみるチャンスはないんじゃないかと思い唯一働き先がみつかった国分町近くのネイルサロンに勤めました。
お客様から求められること。そしてそれにどこか無理に応じている自分。好きだったネイルが嫌いになってしまうのかもしれないと思う時期がきました。

そんな時に、たまたま求人がでていた美容系のフットケアサロンに勤めることができました。

バリアフリーではない店舗に車椅子でご来店いただく方もいらっしゃり4名掛かりでエスカレーターの昇降をお手伝いしたことがありました。
その時に1人で外出することが困難な方や交通が不便な所に住んでいる人にも身近に足のケアを受けられる環境を創っていこうと想い起業することを決意しました。ネイルが仕事柄できないのにネイルを習っていた甲斐があった。介護士としての経験を培っていた甲斐があったとこの時おもえました。


フットケアだけではなくお喋りも楽しみにしている方もいらっしゃいます

2018年に起業し、ご自宅や施設への訪問フットケアをメインにしておりましたが新型コロナウイルスの影響にて高齢者施設への訪問が狭き門となってしまいました。


お客様と気兼ねなくお話をしたり、互いに声を出して笑うことができるサロンを創ることが夢でもありました

そこで2022年より空きスペースを利用しておじいちゃんも子どもも気兼ねなく来れて、気兼ねなくお喋りや笑うこともできるように来店型によるコミュニティフットケアサロンをオープンいたしました。こちらのスペースは代表を務めております一般社団法人ひときたしゃべるのコミュニティスペースの一角になります。シニアメンバーが実は足の爪や角質に悩んでいてケアをしたり。フットケアのお客様がコミュニティスペースに興味をもってくれたり。循環作用が生まれている場でもあります。


コミュニティスペースにある本を読みながらケアをしているひときたしゃべるのシニアメンバー
製作物などをしていただいた時のひとつの対価のお渡しの方法としてシニアメンバーにフットケアを施すこともあります

ご自宅や施設で暮らす高齢者への訪問フットケア。そしてご年齢性別問わずにご利用いただけるフットケアサロン。2通りの営業方法は今後も続けていくスタイルだと思っていますし雇用や進出も視野に入れながら。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?