トランプの「功績」―アメリカ大統領選挙と気候変動
環境やサステナビリティへの関心が高い人は、かなりの確率でトランプ氏に対してあまりポジティブな印象を抱いていないものと思われます。正直、感覚的なものも大きい気はしますが、ひとつの明確な根拠となるのがパリ協定離脱ではないでしょうか。ちょうど、11月4日に正式に発効し、UNFCCCがチリ、フランス、イギリスといった歴代のCOP議長国と、COP26に向け「世界中のすべての米国のステークホルダーおよびパートナーと引き続き協力して」気候変動対策を加速させるとの共同声明を出したばかりです。