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物質的な豊かさを尊重しつつ、環境・サステナビリティに関するコミュニケーションのお仕事を…

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物質的な豊かさを尊重しつつ、環境・サステナビリティに関するコミュニケーションのお仕事をしています。投稿は所属先を含めたいかなる組織・団体などを代表するものではなく、完全なる個人の見解です。手持ちの服を着倒したら、実家の着物で暮らすのが趣味と実益を兼ねた夢。

最近の記事

トランプの「功績」―アメリカ大統領選挙と気候変動

環境やサステナビリティへの関心が高い人は、かなりの確率でトランプ氏に対してあまりポジティブな印象を抱いていないものと思われます。正直、感覚的なものも大きい気はしますが、ひとつの明確な根拠となるのがパリ協定離脱ではないでしょうか。ちょうど、11月4日に正式に発効し、UNFCCCがチリ、フランス、イギリスといった歴代のCOP議長国と、COP26に向け「世界中のすべての米国のステークホルダーおよびパートナーと引き続き協力して」気候変動対策を加速させるとの共同声明を出したばかりです。

    • さよなら、ひとりひとりが地球のためにコツコツ教

      いや、大事なんですよ。ひとりひとりがコツコツやるのも。持続可能な社会って、どこかの企業のすっごいイノベーションや華麗な経歴の皆さんが作った素晴らしい目標や制度で一発逆転できるものでも、生贄を天に捧げれば実現できるものでもありませんから。ひとりひとりの主体的かつ継続的な取り組み、大事です。そうなんですが、環境やサステナビリティを語る際の常套句「ひとつひとつは小さくても、私たちひとりひとりがコツコツ続けることが大事です」はもはやメール末尾の「何卒よろしくお願いいたします」くらい形

      • 普通の人がSDGsとは何ぞやを理解するためのヒント

        異なる界隈のひとに仕事内容を説明していると「あ、それってSDGsとかですか?」とか「SDGsに興味があるんです!」と言われることはわりと多い。少なくとも、気候変動とか生物多様性とか水とかが先方の口から出てくることはまずないが、SDGsは結構出てくる。私もイメージがつきやすいかなと思ってついスタメン的に使ってしまう。というわけできょうはSDGsについて書こうと思います。 SDGsとは、という話はさんざん他の方がしていますので、私は書きません。国連や身元の確かな国際機関ないし研

        • コロナ禍でサステナビリティの仕事をするということ

          ブログが下火になり、長い文章は読めない、書けないという流れができたけれど、結局読みたくなったり書きたくなったりするものだなと思いつつ、アカウントを作ったまま放置していたnoteを始めることにする。 私は、環境・サステナビリティを専門とする政策研究機関でコミュニケーション業務に携わっている。もともとは外資IT企業で営業やらマーケティングをやり、しばらく無職をやり、フリーランスで元駐日大使が作った会社の日本法人代表を務めた後、一瞬スタートアップやら日系企業に関与し……と30代半

        トランプの「功績」―アメリカ大統領選挙と気候変動

        • さよなら、ひとりひとりが地球のためにコツコツ教

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