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時間が必要なときもある。

Instagramの投稿で、映画に登場する印象的なセリフを紹介しているのですが、昨日と一昨日に選んだのは『マイ・ブルーベリー・ナイツ』と『猟奇的な彼女』でした。

新作ではない過去作からの引用なので、たまたま思い出した映画、懐かしくなった映画なのですが、そこには「なるほどなぁ」と今の自分の心情に気づかされるような共通点があって。

この2つの映画に共通するのは「時間が必要なときもある」ということです。

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』は、主人公エリザベス(ノラ・ジョーンズ)が、恋人の突然の心変わりから立ち直るために旅に出るロードムービー。恋人との再会を待つカフェで、そのカフェオーナーのジェレミー(ジュード・ロウ)と知り合い、彼と、彼が作るブルーベリーパイに癒されますが、それでも失恋の哀しみは忘れられなくて……。気持ちの整理をつけるために、エリザベスは距離を取る(旅に出る)ことを選びます。新しい恋に飛び込んじゃえばいいのに!頼っちゃえばいいのに!とも思いますが、次の恋にすすむには、その距離、時間が必要だったんですよね。

『猟奇的な彼女』にも、同様に時間の必要性が描かれています。こちらはネタバレになっちゃうので説明は省きますが、前半のコミカルさと後半のドラマチックさに心うばわれてしまう、大好きなロマコメです。「ぶっ殺されたい?」が口ぐせの“彼女(チョン・ジヒョン)”の印象がどんどん変わっていくのも、そんな彼女をとことん受け止めるキョヌ(チャ・テヒョン)も、どちらも素敵なんです。

時間の必要性を描いた映画を思い出して、紹介しようと思ったのは、私自身も時間が必要だったから。映画のような恋愛についての悩みではないのですが、何と言いますか、時間だけがどんどん流れていって、自分だけある地点に留まったままなんじゃないか……不安に押しつぶされそうだったんです。具体例を出さないと、なんのこっちゃっですよね(スミマセン)。

でも、この2本の映画を思い出したことで、心の整理をつけるには、次にすすむには、時間をかけていいんだと思えた。この感覚は、恋愛においても、仕事においても、どんなことにも当てはまると思うんです。

もちろん「このタイミングだ!」と、飛び込む勇気が必要なときもありますが、その勇気と決断のその前には、知らず知らずのうちに考えぬいた時間があるはずで。だから「時間が必要なときもある」それを知っていることで安心できるのかなと思い、胸のうちを綴ってみました。

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』を観ていたら(もう何度観たかわからない!)、気分はもうブルーベリーパイ。明日、ブルーベリーパイを買いに行こうと思います(笑)。それでは、また明日。

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