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また明日。

「また明日。」という言葉のチカラを、いま、感じています。昨日の締めくくりに「また明日。」と書いたからではあるんですが、いつもなら「ま、いっか。」と、自分のなかで適当な言い訳をつくってしまうのに、何だかとても「また明日。」が気になって、気になって、こうして書いてます。

どうして「また明日。」って言葉を選んだのか……。たぶん、少し前に、友人のカメラマンとインスタライブのチャットでやりとりしていたとき、「また会いましょう。」という会話がとても心地よくて。電話でも、チャットでも、「さようなら。」の代わりに「また会いましょう。」って、いいなぁ、あったかいなぁって、感じた。いいなぁと思ったことは実践したくて、最近は「また会いましょう。」をよく使っているんです。だから、この「note」でも「また明日。」が出てきたのかもしれません。

年齢を重ねるほどに、日本語って美しいなぁと思うんですよね。ふだんは使わないような言葉のなかに、たくさん美しい言葉がある。もう何年も前に買った本に『美人の日本語』(著:山下景子)という本があって、365日、1日1ページ、その季節にあわせた美しい言葉とその意味が綴られている。思い出したときに、今日の日付にはどんな言葉があるだろうって、パラパラめくるのが楽しいんです。

ちなみに、今日、2月18日のページには【奏鳴曲(そうめいきょく)】という言葉が書かれています。奏鳴曲=ソナタのことです。ソナタのほうが一般的だと思いますが、奏鳴曲という文字だとまた違う感じがする、不思議です。子供の頃、漫画のタイトルだったかその漫画のセリフだったか忘れてしまいましたが、円舞曲という文字にワルツとルビがふってあって、円舞曲=ワルツだと初めて知ったときの、ちょっとした発見をしたときの感情を、奏鳴曲のページを読みながら思い出しました。

というわけで、今日はこの辺で、また明日。──と締めくくると、明日はどんな一日にしようかなって、あれこれ想像できるのもいいんですよね。素敵な一日になりますように。また明日。

読んでいただき、ありがとうございます!♡(スキ)の色がかわってハートの隣に数字がみえると、読み手にちゃんと文章が届いたんだなと嬉しくなります。次は何を書こうかなと励みになります。みなさんの今日の一日にも嬉しいことがありますように!