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たった一度の願掛け

甘党も辛党もいけるくち
昨日は同時にいったくち 笑

大人になるにつれて辛党の比重が大きくなっている私だけれど、チョコレートには今も弱い。そんな私が学生時代にチョコレート断ちしたことがある。願掛けするために。

旅先では神社などへ行くのが好きだけれど、日常では滅多なことでは行かない。お正月の初詣も、娘が受験の時はなんとなく合格祈願と称して出掛け、その後も何年か行ったが、合格祈願以外は願い事が思いつかずに家内安全とか健康とか。そのうち足が遠のいた。
思えば、あまり願い事をしないタイプかもしれない。
たまに気まぐれに思うのは宝くじが当たりますように。気まぐれだから当然当たらないし、最近は購入すらしていない。
いいのだ、些細なチョコレートで充分満たされるのだから。

チョコレートは、甘党オンリーだったあの頃の私のトップメンバーだった。願掛けで断つものは、自分にとってトップレベルのものでなくては意味がない、と先輩に聞いたのだ。
家を出て寮生活。止める人はいない。好きなようにチョコレートを買って毎日のように食べていた。
ジャンボチョコレートパフェとか嬉しくて仕方がなかった。

だからチョコレート断ちしたときは、よほど叶えたいものがあったのだろう。今となっては全く思い出せないけれど。
これを書くにあたり、いろいろと思い出そうと試みたが、悲しいことにカケラも分からない。何か実習か、学校に関することだったのか…。

しかもコレを書き始めたはいいけれど、どのくらいチョコレートを断ったのか望みは叶ったのかどうかすら覚えていないということに、今愕然としている。

願掛けの思い出として覚えているのは、チョコレート断ちしたという記憶のみ。

私にとっては、叶えごとよりもチョコレートの方が、大切だったとみえる 笑

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