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ひとりの休日 初日~子離れ気まま暮らし~

引っ越しのとき、押し入れにあった収納ケースを娘が持っていったので、その中に仕舞っていたものがはみ出てしまい、紙袋だったり、衣料袋だったりに一時収納されていたものがある。

逆に中身だけ持っていって空になったチェストがある。

実は玄関をスッキリさせたきり、あとは手付かずだった。
このご時世で私の在宅時間が減ったことが大きいけれど、娘は毎週かそれ以上戻ってきては、まだ部屋の雑誌や雑貨やオタクグッズの整理をたびたびしていたし。今もまだたくさんのものが残されているし。

4月になり娘の仕事がとりあえず再開されたことと、私の仕事状況もふまえて、今週は戻ってこないように伝えていた。

なので、ようやくである。
娘が引っ越して初めてのひとり休みだ。しかも貴重な休み。

ゆっくりと、一時保管のまま扉の中に仕舞いこんだものたちの、整理を始めていこうと思っていた。
なのに朝活と思って本を読んでいたら昼になっていた。まあ、好きなことを誰の都合にも振り回されず時間を使い、読みきったので ヨシとする。

さて、一度押し入れを空にしよう。
チェストに入れるものと押し入れに残すものを分別していく。
母が以前、何故かたくさんのバスタオルやタオルを置いていって、それらをチェスト下段の深い引き出しに移すことにする。

一枚一枚引き出しの大きさに合わせて、きれいにたたみなおす。こういう作業をしていると私は落ち着く。

そういえば、家事の中でも洗濯物をたたむのが好きだ。
ゆっくり角を整えて、洋服や下着を収納場所に合わせ、同じ大きさにたたんでいく。色も揃えてタンスに収納していく。
そうすると気持ちもすっきりと整っていく気がする。
疲れていても、洗濯物だけはたためるのだ。

きれい好きとは違う。キッチンに洗いものがあっても平気だし。寝る前シンクにコップを置いて、明日洗えばいい、とか平気で思うタイプだから。
洗濯物とシンクの違いは自分でもわからないけれど、人間なんてそんなもの(笑)

四段あるチェストの引き出しは、下からバスタオル、タオルやハンドタオル、そして大量の布地と裁縫用品入れとなった。
どの引き出しを開けても、綺麗に整理されていることに満足する。

そして、布地をみて、最近ミシンを触ってないなと思う。
そういえば、お弁当箱を入れる巾着がほしい、と娘にいわれていたことを思い出す。

来週、ミシンの時間はとれるだろうか。

押し入れの中は、まだ道半ば、という感じ。
でも今日はここまで。
家族LINEがやけに騒がしい。あれこれ話題が切り替わりながら盛りあがる中で、それぞれの夕ご飯大公開をしている。私は家事で、実は食事支度も好きではない。
娘たちよりも手抜きひとり飯をつくって、公開しようか。
なんて悪ガキのようにたくらみつつ、娘の写真に「いいね」のスタンプを押す。

あっという間に、ひとりの休日は暮れていく。


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