見出し画像

とりとめもなく備忘録のように ②

先月から引越しでバタつく中、書く幅を広げすぎて首を締めていました。
そのぶん、言葉とひたすら向き合っていて、脳が溶けてしまったのではと思うほど脱力したり。

訂正のきかない紙の文章は緊張します。締め切りギリギリまで粘っても、なかなか最後の一文に違和感が拭えず、満足いかぬまま提出。その翌日に言葉がさらりと降りてきて。どうして今なの、と愕然としたりしていました。思いつかないなら最後まで思いつかないでほしかった。そのほうが、もはやここまでよ、と諦めもつくというもの。
そんな日々からようやく抜け出してひと段落しました。
他のサイトでも、身を削る文章を一ヶ月書いていたのですが、そちらもなんとか終了。

noteは気ままでいいです。力が抜けていて。
時にこうして楽に書かないと私は良くないんだなと、しみじみ思ったのでした。

🖊

今日のタイトルに「②」がついているのですが、
去年の同月に同タイトルで投稿したnoteがあります。
一年巡って、今と繋がっていたことに縁を感じ、あのころ仕事で腑抜けのなかでも書いていて良かったと思うnote。

この中に「Day to Day」の文字があります。
私が敬愛する直木賞候補にもなった朝倉かすみさんや、森絵都さん、重松清さん等、多くの著名作家さんが参加していたことがきっかけで読んでいました。

今回、本の発売(印税は日本赤十字社へ寄付されています)と連動して企画された、講談社NOVELDAYSの「Our Day to Day」。
知った瞬間、参加の一択でした。
登録し、書いて投稿し、最優秀賞を頂きまして(お祝いコメントをくださった方々ありがとうございました)このたびめでたく「tree」に掲載されています。

noteでは、能天気なことを綴り現場の中のことは書かないようにしていますが、ここでは、ちらりと現場の私を綴っています。

noteに残していたことで、点と点が線になる感覚。今とのつながりを掬いだしていくことが出来るのは嬉しいことです。

これがきっかけで登録したNOVELDAYS。私が初めて参加した小説投稿サイトなので他を知らないのですが、縦組もできるしルビや傍点もふれて書きやすい。何よりも投稿したものが散らからない。時系列にならずに管理できるのがいいです。
「いいね」も、誰がつけたのか分からない仕組みになっていて、いわゆるお返し目的でスキを押すとか読みました的な数が入らず、作品がきちんと評価されてる感があります。

🖊

同時期に、東京の文学フリマが開催されていて、いつもお世話になっている秋さんに声をかけていただいて、そこで販売する本にも寄稿させていただきました。今回は、noteには載せていないエッセイです。電子書籍にもなっています。


一緒に寄稿されている方は、プロを目指している若手作家さんが多くいるようで、趣味で書いているアラフィフナースひとり、浮いている感はありますが。
書くのに垣根は不要かと。

なんとなく流れで10月の札幌の文学フリマに参加予定になりました。状況次第ですが。
ひと息ついて、またひとつ。
夏の間はそれも視野に入れて書いていこうと思っています。今は構想すらないのですが…。ぼちぼちと。

🖊

作詞作業も始めています。
こちらは本格的に。


こんなふうにメロ先だと、すぐに歌になるので、本当に楽しいです。
もちろん詞先も書きます。
言葉を紡いでいくのはエッセイも楽しいのですが、たぶんやりたいことは、こっちなのだと感じています。
短い中に何をどう描くのか。言葉のチョイスをとことん突き詰める作業が好きなのだと思います。
いろいろ書きながらも初心に戻ったというか。
以前あんなにダメだしされていたのが噓のように、べた褒めされて戸惑うほどですが、いい気分で書いています(笑)

これもnoteから繋がっているのです。
この出来事がなければ、記憶の奥底に沈んだままだったから。
莉央さんには感謝しかない。

🖊

いまだに仕事が慌ただしい日々ですが、
傍らで、書いて読んで、と好きなこともしながら過ごしています。昨年はおうち時間なんて言葉に気持ちが沈む一方でしたが、今は眠れないことを逆手にとって時間を作っています。私は走れないのでランナーズハイは分かりませんが、そんな感じなのかもしれません。

一方で、noteは私にとっては安息の場所であるので、ここに来るとホッとします。ここがあるから他で黙々と書けるのだと思います。
時々しか参加できないので、すべてを読むのは困難で、気ままに覗いては読むスタンスです。それなのに優しく温かく仲良くしてくださる方々がここにはいて、涙が出るほど感謝しています。
出没頻度に関係なく、ここがマザーボートですから。

🖊

ちなみに、娘のダブル引越しを終えて2週間余り。いまだにひと部屋、段ボールで埋もれています。全然片付いていく気配がありません。それでも、娘がひとりで片付け終えるのを黙って待つことにしました。(力尽きたとも言う)
リビングと自分が過ごす部屋だけを快適にして、他は見て見ぬ振りをして暮らしています(笑)


5月も最終日。
ツツジが綺麗です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?