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『私的気まま子育て帖』Parenting note

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夢中だった日々を ゆるめに振り返りつつ 気ままに綴る 子育てあれこれ
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2019年1月の記事一覧

娘の発熱、入院初日の夜(2)・身を寄せ合う母子3人病棟にて

前回記事で、夜間診療で突然入院を言い渡された我が娘 これから入院する、というときにタクシーの窓の外の景色が暗い夜というだけで不安が増長される。 そんな心細さの中、突然の入院を言いわたされ不安でいっぱいになりながら入院先の病院に着くと、まっすぐ病棟に行くのではなく、また外来で同じことの繰り返しだった。 外来の時計は夜の8時をまわっていた。 驚くことに開いている外来にはけっこう人がいる。受付のあと小児科へ行くと、再びレントゲンを撮り、そのあとに診察室へと案内された。 ただ、

娘の発熱、入院初日の夜(1)不安で心細かったクリニックでの出来事

子どもは兎にも角にも熱を出す。 高熱が下がらずに、ぐったりしている様子を見るのはつらい。一応、看護師。滅多なことでは驚かない私も、我が子の発熱で不安になったことが何度かある。 そのひとつが、次女の2度目の入院のとき。 夜間で、しかもあまり説明を受けずに突然の入院を言い渡されたことで不安が増したときの話。 次女が4歳のときだった。 元気はいまいちだったけれど高熱だったので仕方ないかと思い、食べやすいものをあげたり水分を多めに摂らせたりしていた。 子どもの風邪による発熱は3日

「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」西原理恵子著

「王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう。」 帯のそんな言葉に惹かれて手にとった。 著者の西原理恵子さんは映画にもなった「毎日かあさん」でお馴染みの漫画家さん。 お子さんが小さな頃にアルコール依存症の夫と離婚し、その半年後に夫を看取り、その後シングルで子育てされている。 男の子と女の子の2人。 「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」  西原理恵子 著 シングルで育てているからこそ、自立した女性になれという上記のような帯の言葉が出てくるのだろう。 王

1歩遅かった娘の水ぼうそうワクチン

私の子育て中は水ぼうそうワクチンは任意接種だった。 長女が生まれた頃、私はペーパードライバーで夫が車通勤だったため、家から1番近い歩いて10分くらいの小児科へ通っていたのだが、そこの水ぼうそうのワクチンは8000円だった。 徒歩の私は選ぶことが出来ないのでそんなものだと思っていたけれど、近所に住むママ友さんはあちこちに電話で問い合わせて一番安いクリニックまで通っていた。 たまたま車で一緒に行こうと言われたとき既に、予約もとりワクチンを受けに行く道すがらでの話だったので、長

子ども(娘)が吃音になってから治るまで。たったひとつ変えたこと。

次女が話はじめたのは早く、長女の影響もあり2語文3語文と順調に身につけていった。 長女よりも、のびのびと育っていたように思っていた。あの頃は。 2歳のころは普通に話していたのに、ふと気づくと「マ、マ、マ、ママ」 マがいっぱいでさぞ大変だったよね。 気づくと、普段使い慣れている私や姉や自分の名前までもが吃音になっていた。 最初はそんなに気にも留めていなかったけれど、元夫が「○○ちゃん、どうしたのー」と笑い、祖母が「大丈夫か」と私に言った。気にしない方がいいはず、と理解して

我が家の読み聞かせ事情

上の娘が生まれて間もなく、祖母となった私の母が、絵本を数冊買ってきた。 さすがにまだ早いだろうと思ってしまった私も、読むと娘がじぃーと興味深そうに見たり、にんまりと笑ったりするので嬉しくなって読み聞かせを始めた。たまたま にんまりしただけ、なんてことは微塵も疑いもせずに。 読み聞かせの効果は「心を豊かにする」とか、「親のストレスを減らす」とか、「読み手も聞き手も脳の刺激になる」とかね。 いろいろあるのは十分承知しているので早くから始めても良いことしかないだろう、と。そうい