無観客のメットライフに、ライオンたちの咆哮は聞こえない…寂しい擬似開幕戦。


2020年3月20日、プロ野球開幕は、新型コロナウイルス感染防疫のため延期となり、予定されていた各球場で練習試合として行われることとなった。オープン戦ですらないので、成績も何も残らない。

ファイターズは、所沢メットライフドームにて、リーグ2連覇中のライオンズと対戦。開幕投手予定だった有原航平が、そのまま登板。常から集中力の持続が課題の有原くんだけに何のカウントもされない練習試合のマウンドは、難しかったのか。

アメリカへ飛び立った1番センター秋山翔吾がいなくても。今季もすこぶる元気な山賊打線。ぽかすか打たれるわ。打たれるわ。4回で10安打…。しかし失点は3。

なんだかな〜有原くんも思ったかもしれないけど。無観客のメットライフは、いつものあのビジターファンにとっては、本当〜〜にいや〜〜んなオーオーオー〜〜オオオオオ〜〜♪の応援大合唱がない。1本ヒット打たれただけで大ピンチかっつう脇汗だらけの圧迫がない。どんだけあーりーがボコられようとも、球場はシーンとしたまま…。

拍子抜けしてしまったのは、むしろライオンズ打線だったのかもしれない。なんかノリが悪くて、いつもの一気呵成怒涛の攻撃とはならないのだった…。

結局16安打で5点。ファイターズは2点で負けでしたが、球場に魔法をかけているのは、ファンの熱気、力だったんだって、つくづくと感じる一戦でした。

ファイターズもライオンズも戦力お試し期間が続く。ライオンズの若い選手達、顔と名前が一致しないわ。(北海高校出身選手が三人もいましたね)

2試合目、ファイターズの先発捕手は、石川亮。キャンプから二軍暮らしのまんまで。干されてるのか、なんかしたんか?とはらはら心配していましたが、先発を試された西村くんをうまくリード。盗塁も刺し、タイムリーも打ち、ちょっとほっとする内容。でも捕手陣の戦いは厳しい。生き残りに全く予断は許されない状況。

こちらもキャンプから二軍に置かれて、若い子たちの面倒見係(だよね?)だった谷口雄也。一軍抜擢だった万波中正と入れ替わるように、上がってきた。普通に開幕一軍だったじゃん!? なのが口惜しいけれど。

少ないチャンスで結果を出す。2戦目にタイムリー3ベース、3戦目もタイムリーヒットと。しぶとい。しぶといわ〜〜きゅんちゃんっの10年選手となりました。

公式記録が残らない中、選手たちは、長期間、集中力を保つのは、本当に難しいことでしょう。思わぬところからの怪我が怖い。

4月10日の開幕も厳しい状況とのこと。いつ始められるかわからないのなら区切りのいいところから無観客試合でも、公式のカウントを始めてはいけないのか。記録は残してあげられないのか。素人ファンの思いです。



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