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ひろみよひろみ、なぜあなたはひろみなの?伊藤大海7回3失点の好投。しかしヒーローインタビューは、岡大海だった…どうしても勝ちきれないファイターズは。

2021 4/21 zozoマリンスタジアム千葉 M×F 6対5

トップの写真は、リンクしたスポーツ報知の記事から拝借しました。

9回裏4対5、ファイターズのリードは1点。2アウト二塁。マウンドには新クローザー杉浦稔大。これまで一度も失敗はない。

バッター岡、おか、おか〜〜ひろ〜〜み〜〜♪

帯広三条高校出身、谷保恵美さんのアナウンスが、zozoマリンスタジアムに響き渡ったーのかどうか、はっきり覚えてませんが。とにかく。

この時点から遡って0対5の7回裏。4番安田に初球のスライダーを叩かれ2ランを浴びた伊藤大海。明らかに決め球を打たれた動揺と疲れを見せながらも、必死に投げ切った3アウト目。三振を奪った相手は、岡大海だった。

そして、巡ってきたマリーンズにとっては、最後のチャンス。ファイターズにとっては勝ち切るための、そのバッターボックスに。やっぱり岡大海は立っていた。やばいでしょ。こりゃまずいでしょ。パリーグTV、パソコンの前で。わたしは必死でバッテリーに語りかける。

ひろみに気をつけろ! 

岡大海。2013年、ドラフト3位で北海道日本ハムファイターズへ入団。よかですか? ご存知ない方も多くなっているでしょう岡大海は、ファイターズの選手だったとです。

2018年千葉ロッテマリーンズにトレードで移籍。ファイターズファンの特徴として、ファイターズに在籍した選手は、他所に行っても(うちの子だから💗)として扱う傾向が、かなり強い。

わけても岡大海は、2016年日本シリーズを一緒に戦った盟友であり、そのどっか凄いんだか抜けてんだかわからない天性の自然体のあり方によって(どこに居ても見守ってあげていないと、心配だ)的な感情を抱かせる。特別な選手、要するにとても愛されている選手なのだった。(レアードももちろんだけどね。吉井コーチだってそうなんだけどね。幕張の場合。)

だからこそ。だからこそ。わたしたちは、知っていたからこそ。

岡大海は、意外性の選手であると。普段はニコニコぼんやりしているようで実は、気性は激しい。異常なまでの負けず嫌いは、プロ野球選手全員に備わっている性質だと思うが、ひろみのそれは、格段に激しい。失敗してベンチで号泣、スーパーキャッチで大喜びの大アクション、デッドボールで大激怒。わたしたちは、知っている。

7回裏のチャンスで空振り三振した岡大海。最後の最後に回ってきたチャンス、ファイターズにはピンチの場面で。マリンの井口監督は、代打を出さなかった(鳥谷とかいたよね?) ひろみにとっては、レギュラー争いに生きるか死ぬかの場面。

しかも大海対大海のこの試合。実は、前日もひろみの強肩でコンスケが補殺され、追加得点できなかったファイターズは、流れを失い負けていた。

もうもう最大限にメーターは、振り切っている。パーテレ解説のジョニー(黒木)さんは、次の荻野に回しなさい。ファイターズ的には荻野に回さないことって注意してるけど、そんな場面じゃなーーーいいっ。

ひろみだ、ひろみ、一発あるだろ。ひろみは〜〜〜〜〜〜〜っつつつ。

打球は、センター淺間の頭上を超え、バックスクリーンに消えた。

逆転サヨナラホームラン。なんでもマリーンズでは20年ぶりだそうです。20年ぶり?? すげーなひろみよ…。

「マンガみたいな野球をしたい」

ファイターズ、栗山監督の口癖である。

マンガもっとちゃんと読め、栗山英樹よと、わたしは言いたい。ここはひろみが打つ場面でしょ。マンガならば。こうなるんですよ。栗山さん😭 読み込みが足りねー。

岡大海は、もともとマンガみたいな選手なんだからさ。圧倒的な身体能力とちょびっと不足している状況判断能力、愛すべき心根、あっと驚く場面でのあっと驚く失敗と大活躍。そして度重なる大怪我と不運に立ち向かい、くじけずに乗り越えてきた、土性骨と、ど根性。

わたしたちのファイターズで育ち、千葉ロッテマリーンズでもきっと愛されまくっている、ひろみよ。

もうファイターズのひろみじゃない。いやずっと前からそうだけど、わかってるんだよ。わたしたちだって。でもだから。うちの大海は、今年から伊藤大海になったんだ。

伊藤大海、初勝利への四度目の挑戦。きっと7回を抑えきれない自分の能力と体力のなさを不甲斐なく嘆いているだろう。だけどやっぱり、それはルーキーの君のせいではない。

昨日の不具合で宮西尚生を出せないブルペンの。玉井大翔も不安定。出せるのは井口しかいない。なんとか7回を投げて終えてくれーベンチの思惑は、ルーキーに託すには、重過ぎる。登録されてたロドリゲスは、なんだったんだよーーー????

流れを手放し、追加点の取れない、ふがいないお兄ちゃんたちよ。本当にこれでいいの? 良いわけないよね。ここは堪えよう。堪えてコツコツやろうよ。苦しくても。一塁まで全力疾走もやめんで。細かいことを疎かにしないで。堪えて堪えていこうよ。

わたしも、こうして、堪えてるから。どこまで持つかわからんけど。耐えてみるから…きっとくる明日のために。











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