「やらなかったことの後悔」って実体がないから、膨らみやすいんですよね。
行動するのか、それとも、しないのか。
大きなことから小さなことまで、「決断する時」って、人生のあちこちにありますよね。
そして、その決断の先に「後悔」や「満足」という感情がやってきます。
また、この決断が、長い目で見た時の「人生の質」を左右することにもなります。
「やらなかったことの後悔」と「やったことの後悔」、どちらがより重いのか?
行動経済学の観点から見ると、やらなかったことへの後悔は、時間が経つにつれて「もしやっていれば……」という思いが膨らむため、より大きくなりがちなんです。
具体例をあげてみますね。
私が「やったことの後悔」として、ぱっと思い出したのはクローゼットにあるヒラヒラのスカート、そしてショートパンツです。
買ったものの、1度も着ていないんです。
だって、いざ着てみたら、驚くほど似合わないんですもの〜〜!!
お店で試着した時は、「素敵!」「かっこいい!」と思ったんですけどね……。
ああ、なんで買っちゃったんだろう。
でも、体型整えれば似合うかな?
娘が着たらいいんじゃないかな?
まぁ、見てる分にはやっぱりテンション上がるから、インテリアにしておこうかな……。
なんて思っています。
この心の声、後半は後悔しつつも前向きになっていますよね。
これは「認知的不協和の解消」という心理現象です。
「自分のやったことに価値/意味を持たせる」ために、思考がはたらくんですよね。
もし、インテリアにさえならないとしても「失敗は成功の母」。教訓として活用していくこともできます。
では、もし「最初からスカートもショートパンツも買わなかった」としたら、どうでしょう?
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