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最近読んだ本

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最近読んだ本について書きます。
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#韓国文学

「中央駅」キム・へジン著 生田美保訳 彩流社

読み終わって、不思議な気持ちになっている。 ※本の内容を書いているので、あらすじもわかっ…

「菜食主義者」ハン・ガン著 きむ・ふな訳 CUON

今年お正月に読もうとうちに持って帰っていた本。ハン・ガンさんの本は「少年が来る」「すべて…

「ディディの傘」ファン・ジョンウン著斎藤真理子訳 亜紀書房

本は「生もの」だ。「ディディの傘」を読んで1番にそう思った。 今起きていることを、目に見…

「ショウコの微笑」 チェ・ウニョン著

朝、この本を読み終えた。子どもたちが登校して、夫はキムチを漬けている。コロナ禍で子どもた…

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「わたしに無害なひと」チェ・ウニョン著 亜紀書房

ふと、「あの本、読みたいな」と思う時がある。「読みたい!」と思って買う時は、たいてい何冊…

여기 우리 마주 AプランとBプラン

日本と韓国は地理的にも近く、天候や自然環境も似ている。人種的にも近い。家族や教育に対する…

保健室のアン・ウニョン先生 チョン・セラン著 斎藤真理子訳

BB弾の銃とレインボーカラーのおもちゃの剣を鞄に入れて、見えない何かと常に戦っている保健室のアン・ウニョン先生。 子どもたち、学校、世界を救いたいと思っているわけではない。使命なんて言葉は好きじゃない。しかたない…という感じで立ち向かうところがなんともカッコいい。 さらっと読めて、楽しかった。Netflixでドラマ化も進んでいるらしいので、ドラマになったらウニョン先生役はだれかな?インピョ役は?と考えるのも楽しい。 でもただ楽しい保健室の先生と高校生のエピソードというわ

誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ イ・ギホ 亜紀書房

おもしろかった。短編集なのだけれど、どの短編集もすべておもしろかった。読みやすい文体なの…

目の眩んだ者たちの国家

2014年4月16日に起きたセウォル号沈没事故。 わたしが最初に知ったのはたぶん日本のニュース…

2019年に読んだ本

2019年に読んだ本を振り返ってみました。 2019年はおおざっぱに分けると、ショーン・タンと韓…