見出し画像

ファッションインジャパンでユニクロの偉業を感じた

ファッションインジャパン1945-2020-流行と社会に行ってきた。

私にとってファッションってなんだろう?その時の自分を表現するものかもしれない。よくわからないけど私はファッションが好きだ。

ファッションインジャパン展は50代くらいが一番楽しめるのではないか。親世代の流行、自分の青春時代の流行、今の流行が時系列で見れるから楽しい。その時代に生きていなくても親を通して感じることができたし、自分の若い頃にタイムスリップしていろんなことを思い出した。

無個性なシンプル服

現代のファッションにユニクロは避けて通れない。一世を風靡したフリースやヒートテックが展示されていた。ユニクロの台頭で「プチプラ」という言葉も産まれた。
少し前は「下着やインナーはユニクロで買うけどアウターは買わない」などと言っていた自称おしゃれ痛な人々も、デザイナーとのコラボアイテムは無視できないだろう。

ユニクロは大好きだ。気がついたらクローゼットの中はユニクロだらけな私だが、シンプルなデザインの中に自分らしさや個性を光らせるという、言うは簡単だがなかなか難しいテクニックが必要になった気もしている。

それまでの個性的な流行ならマネキンが着てるものを丸っと真似すればよかったけど、今はどこで買っても似たような服ばかりになった。アレンジやカスタマイズなどセンスが必要かもしれないし、自分の個性を光らせるために内面を磨かないといけない時代なのかもしれない。

昔から白シャツとデニムだけで決まる人がかっこいいとされてきたが、ますますその傾向が強くなっている気がする。なかなかハードルが高い。

ユニクロの偉業

景気が悪いのだから服にお金をかけている場合じゃないというのはその通りなんだけど、ユニクロなどのプチプラファッションの台頭で客単価が下がったのはあると思う。

ルミネに入っているブランドの服を見ても、みんな同じでブランドの違いがわからないし、シンプルな服なら「ユニクロでよくね?」ってなる。むしろユニクロの方が縫製がしっかりしてたりする。

特に意識高くなくても、最近は持続可能な開発目標「SDGs」という言葉を見聞きしている人々が多くなってきて、服に散財していること自体が格好悪くなる時代も来るかもしれない。

ユニクロもSDGsに力を入れている企業の一つだし、何を選ぶかどのブランドを選ぶかで格好良いかイケてるかを判断される日も遠くない。

いただいたサポートは旅やアート鑑賞の活動費に使わせていただき、記事でお礼したいと思います。