見出し画像

PdMによるブログリレー@MoT「お客様探索ナビ」とはどういうプロダクトなのか

はじめに

こんにちは!株式会社Mobility Technologies(MoT)でプロダクトマネージャーをしておりますmiyamoです!
いま、MoTのプロダクトマネージャーでブログリレーをやっておりまして、本投稿は1/29の記事になります。
本日のプロダクト紹介は、タクシーアプリGOの乗務員向けソリューションのひとつのプロダクトである、「お客様探索ナビ」です。

「お客様探索ナビ」とは

一言でいうと

タクシー乗務員の売上げアップのために、どこにお客様がいるのかを教えてくれるサービスです。

実際のお客様探索ナビの画面イメージ

どうやっているのか(概要)

Mobility Technologiesのタクシーアプリサービスで蓄積した交通ビッグデータとAI技術を用いて、タクシーに乗りたいお客様がどこにいるのかを予測します。
予測結果と様々な情報(他の車両の位置、交通規制、道路の通行にかかる時間、右左折の回数などなど)から走行ルートの生成を行いタクシーの車内にある端末でナビゲーションを行います。

「お客様探索ナビ」の進化

初期の取り組みと失敗

このサービスの検討を始めた初期段階では、地図を500m四方などで分割したエリア(これをメッシュといいます)にお客様がどれくらいいるかを予測し、地図上に色で需要の高さを表現したものを提供しました。

しかし、これは上手くいきませんでした・・・。

なぜなら、

  • 高需要となったエリア(例えば横浜でしたら関内)にお客様が多いのはタクシー乗務員ならだいたい知っている

  • 機械的に区切ったエリアだと、意味ある塊(○○地区、○○駅前など)になっていなく実世界とマッチしない

  • エリアだけ示されても初心者には走り方がわからない

  • 同じエリアを走っても、結果、売上に差が出た→売上上げるのに必要なのはエリアだけではない

ルート案内へ方針変更

そこで、メッシュ単位の需要予測表示ではなくお客様を見つけるために走るべきルートを提示してナビゲーションすることにしました。

メッシュ単位の需要予測から経路へ

そうすることによって、以下のような利点がうまれました

  • 具体的にどこをどう走ればよいかわかる

  • どこを走るかをAIに任せ乗務員はお客様の発見に集中できる
    (新人乗務員にとっては、ルートを考える&お客様がいないか周りみながら運転するというのはかなり負担)

  • 使い慣れているカーナビと同じUI、案内に従って走っていればよい、という体験になる

  • さらに、リアルタイムなビッグデータの処理から、天候の変化やイベントに合わせたルートを生成で、他のタクシーの位置を考慮したバランスもとることが可能

UXの改善

また、ただお客様を見つけられればよいというだけでなく、より快適に運転できるように下記のようなUXの改善にも取り組んでいます。

どんなに需要が高くても同じところをグルグルずっと運転するのは辛いです。人間が運転して違和感ないルートにしています。

こんなぐるぐるルートは辛い

提示されたルートをただ淡々とずっと運転し続けるのもストレスになってくるため、特にお客様がいそうなところ、そうでないところをUIでわかりやすく提示し、メリハリつけた運転が出来るようにしています。

赤丸がお客さんのいる確率が高いところ、
ルート線が暗くなっているところはお客さんはいないが、移動のために走るところ

このように、AIの力でタクシーの売上げアップという価値の追求だけでなく、タクシー乗務員のための愛されプロダクトになるための磨き込みも行っています。

最後に

現在、Mobility Technologiesではプロダクトマネージャーとして一緒に働く仲間を募集中です。
また、Mobility Technologiesではカジュアル面談も実施中です。
こちらから気軽にお申し込みください。

イベントのご紹介

エンジニア向けになりますが、2/1にこの「お客様探索ナビ」というプロダクトをどう作っているのかのお話をするイベントを開催します。
もし、このブログで興味もっていただけましたらぜひこのイベントにもおこしください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?