アイラインの話
わたくし
着物が好きで”着付け師”となり、それでは足らず”美容師”免許を取得し、着付け・ヘア・メイクを手がけ着物姿をトータルスタイリングする「着物スタイリスト」として活動しています。
今日はメイク
アイラインのお話を少し
着付けにしても一つ一つの動作に、メイクも同じくアイテムごとに目的があります。
アイラインは、『目もとをハッキリ魅せる』ために引くラインです。
そのためのアイテムが’アイライナー’ですが、テクスチャーの違いで大きく3タイプに分けられます。
*ペンシルタイプは、鉛筆のような形のもの。発色が柔らかで、目もとを自然に強調。ぼかして使うとよりナチュラルなイメージに。
*リキッドタイプは液状。筆ペン型のものなどがあります。ハッキリした発色で目もとをくっきりと強調してくれ、ペンシルタイプよりも耐水性や耐油性がありにじみにくいのも特徴。
*ジェルタイプはリキッドよりも固め。発色がよく、半固形なので乾きが早く、落ちにくくにじみにくい物が多いです。
それぞれ、特徴を知りテスターなどで使い勝手を試して選ぶのがいいですね。
次に「描き方」です。
*どこに描くのか
目のフチを囲むといっても、どこ???
お客様によって違うのはもちろんなんですが、私は毎朝、自分の目でさえ描き分けています。
・インライン、まつ毛よりさらに眼球に近いところ、まつげの生え際の下に引くのか。
・まつ毛とまつ毛の間を埋めるように描くのか。
・まつ毛の上に引くのか。
*どれだけ描くのか
位置を決めたら、太さもですが”長さ”です。
目頭から目尻までフルラインを描くのか。
目の幅の半分から目尻までか。
目頭だけなのか。目尻だけか。黒目を強調する真ん中だけに引くのか。
目の上だけか?目の下も描くのか?
本当に細かい話ですが、この違いがお顔の印象を大きく左右するんです。
あとは、色も関わってきますね。
アイラインは黒!と決めつけず、ブラウンやグレーにすると同じ分量を描いても優しく見えたり。
ピンクやブルーで可愛らしさや涼し気な印象にしたり。
その日の服装や気分に合わせて、アイラインを使い分ける。
年齢を重ねて映えるマイナスメイク。
この時に重要な役割を果たすのも”アイライン”です。
そもそもメイクってなんのためにするの?
その理由は人それぞれでしょう。自分の見せ方を意識している人、シミを隠したい人、コンプレックスをカバーしたい人etc
短くても長くても時間を取ってするメイク。
目的を明確にして、理想の自分に近づくメイクタイムにしませんか?
隠れていたチャームポイントに気づき、気持ちも晴れやかに輝く笑顔に
特別な日のメイク、セルフメイクアドバイスなどメイクのお悩みにお応えいたします。
普段の自分とは違う仕上がりに、明るくキラキラの笑顔になられるお客様の表情を見るのが私の悦びです
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?