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大切な振袖を着る人に似合わせる技

着物って不思議なもので、洋服では絶対着ないような色が着れちゃったり、柄いっぱいのものが似合っちゃったりします。

なぜか?って、その要因の一つはコレ!

着物とお顔の間に、長襦袢の衿(半襟)・重ね襟があるからです。

その色使いで、着る人に似合わせることが出来るというわけです。

洋服でもリップを変えると似合っちゃったりしますよね。

もちろん、襟合わせの角度や空き具合、ヘアスタイル・メイク。

着付け方で大きく変わります。

ここで、写真を例にお話しさせていただきます。

この振袖は、着ているお嬢様のお母様のもの。

お母様が姉妹で着たそうです。

そして、このお嬢様のお姉さまが着て、写真のお嬢様が着て。

お姉さまの成人から、お付き合いさせていただいています。

同じ振袖を何度もコーディネートさせていただくのは、本当に有難く楽しいことです。

姉妹でもタイプが全く違い、好みも違います。

今回、半襟はリバティの花柄生地を使いました。

重ね襟には3色を使用。黒を入れることでグッと引き締める。

ちょっと今どきスパイス、ブルーの帯揚げ。

帯締めは全体に馴染ませたカラシ色。

その昔(笑)

重ね襟、帯揚げ、帯締めはセットになったものがあり、3点同じ色を使用。

半衿は白、もしくは白地に刺繍 くらいのものでした。

(何時代の話でしょう、、、もう知っている人もいなくなる)

そういうところにも”時代”が出ますので要注意。

ベースの着物は古いものでも、小物を替えてお嬢様も納得の

イマドキスタイル

にいたします。

お母様の振袖、親戚など眠っている振袖があれば活用してみませんか?

大人の目から見て「古っ。。」と思うものでも、今の若い世代にはキラキラ輝く「可愛い」ものに見えたり「エモ」さが好まれたりしていますよ

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