真面目な死に損ない

朝が来て家を出る 仕事をして夜になる

安い缶チューハイのんでコンビニ夜食

夜が沈んで朝が昇る

階段を一段一段のぼるように

毎日を一歩一歩登っていく

真面目の死に損ないが地を這いながら

白黒の日々を一枚一枚飾ってく

溜まってゆく洗濯物

流しがカピカピに渇いてる

傘から雨の雫が垂れて

時計の針が進んでく

真面目な死に損ないが藁にしがみついて

急流の日々に流されていく


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