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富良野で1週間ワーケーションしてみた。

北海道・富良野で6泊7日のワーケーション実験をやってみた。
旅ではなく、同じ場所に止まり、新しい環境で仕事を中心として生活してみる、仕事と遊び・旅のバランスを検証してみた。

ワーケーション全体の感想

- 行動と学習あるのみ!まずはやってみること。1週間体験により学びと次へのヒントが早速得られたので実験成功!
- 旅と仕事はOnとOffで切り替えてきたけど、今回は両立のバランスを検証できた。 
- 仕事に集中できる環境、ルティーンを整えることが大切。
- 環境を変えたからといってアイディアがポンポン湧いてくるわけでもない。環境を生かせるよう自分を整えること、課題をきちんと持つこと。
- 何か新しいことが生まれるはず!もっと大きく自由な発想であるべき!などのプレッシャーと焦り。
- 非日常の中だからこそ、普段の作業や判断がつきにくい。

富良野ワーケーション実施概要:

・北海道・富良野(新富良野プリンスホテル)
・日曜〜土曜の6泊7日(うち仕事日は4.5日)
・仕事内容:個人コーチング、企業コーチング&コンサル(可動4.5 日)

ワーケーションの土台:

- 旅をしながらではなく、一箇所に長期的に滞在
- 仕事ができる部屋とワークスペース(デスク、ロビー、カフェ、庭)
- 快適に生活できる環境:食事、運動、リラックス、、洗濯、交通

ルティーン・習慣作り

今回は特定の課題持ったわけではなく、いつもの仕事を新環境で行うことになったので、普段のスケジュールやルティーンを保つことにした。随時の判断が必要ないようルティーン作りをすることにした。運動・食事・遊び・リラックスを組み込み、このようなパターンで過ごした。

- 4:30 ~ :起床・1日のプランニング
- 5:30 ~9:00: 運動(朝ライド。富良野を自転車で探索+トレーニング)
- 9:30 ~10:00 :温泉・準備
- 10:00 - 17:00 :仕事(ランチ、コーヒー、散歩ミーティング有り)
- 17:00 ~ : 遊び・食事(市街で買い出し・食事・観光)
- 19:00 ~ :温泉・リラックス(「北の国から」で富良野研究)

人はパターンを持つと判断は少なくなり内容に集中できるようになる。
旅をしながらではできないこと。

仕事をしてみて:

普段のメール、作用:
より効率的なのか、より自由な発想ができているのか、なかなかな判断がしづらかった。結局自然の中でPCに向かっているので実は自分のアウトプットに違いがあるのか、あまりよくわからない。

気持ちへの影響・気分転換:
窓の外をみたらすぐそこにはハッとする景色が。外に散歩に出るとここにいられる幸せを感じ、仕事を速く終わらせて外に出よう!と息ごめた。仕事的にはかなりストレスを感じる1週間であったが、落ちずに済んだのは環境によるストレスの軽減があったのではないかと思う。東京のマンションに閉じこもっていたとしたら相当耐え難かった1週間だったのではないかと思う。

森の中でのミーティング・コーチング:
せっかくなので森の中でコールをとってみた。まずは環境がアイスブレークになり、お互いの雰囲気を和ませ普段の枠を超えた話になりそう、という期待が双方に持てたと思う。
やってみて、コーチングやミーティングがどれほど普段と違っていたのかはわからないけど今後も試してデータをとっていきたいと思う。

普段の仕事をそのまま別環境に持っていくことには新鮮さはあるが、普段に比べてどんな影響が出ているのか、判断し辛いところはあった。

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「何か新しいものが生まれるはず、作り出さなきゃ」という期待とプレッシャー「こんな素敵な環境なんだから、早く外に出たい!楽しみたい!」という焦りで終始心はざわついていたかもしれない。

今後のワーケーションでの仕事:
普段の仕事だけではなく、この期間で取り組み合い課題をもっていくこと。
新しいプログラムを作る。新しい提案書を完成させるなど。
一から考え作り上げていくものにどう変化があるのか、みてみたい。

生活面での気づき:

食事:
ホテルレストランは内容も値段も普段使いには大袈裟であり、外食も時間的・金銭的にも1日一回で十分。長期旅の時には特に、スーパーで地元の食材を買って自分で調理できるキッチンが欲しい。ゲストハウス などで他の人と料理を共にできるとなお良い。

人との繋がり:
ホテルでの出会いには少し限りがあるリアルな人寂しさを感じた。旅人や地元の人と情報交換をしたい、と痛感したので今後はやはり人の交流があるゲストハウス などにしよう。

人との繋がり(オンライン):
人寂しさを3日目ぐらいには感じ始めたので、オンラインで仕事仲間や友人と話して人との繋がりを求めた。

運動:
私にとっての旅の醍醐味は朝に新しい土地を探索すること。
朝ラン、朝ライドで旅気分を味わいながらトレーニングも兼ねた。
富良野サイクリングルートがたくさんあって、自転車を飛ばしてみるのには最高!毎朝旅を味わえた。

遊び
仕事以外の時間は遊びをどう組み込むかによって充実度が違うと思う。今回はマルシェ、回転寿司、ラーメン、チーズ工場、森のレストラン、森のバー、陶芸体験などを仕事後にいれてみた。

交通
山の上にあるホテルを選んでしまい、車がないというかなりハードルの高い状況になってしまった。自転車で降りると帰りにはすごいヒルクライムが待っているのでそう簡単には降りられない。夜は真っ暗になるので18時以降の外出もあまりできず、自然の中に住むのであれば、交通、利便性も考える必要があると思った。

今後のワーケーション

ワーケーションをまずは体験してみてよかった。仕事内容、生活面といろいろな気づきと発見があった。今後も日本のいろんな箇所で試してみたいと思う。ここだ、という拠点が見つかったらそこでの生活も考え、それまではいろんなところを転々としていきたいと考えている。

次回ワーケーションのためのポイント:
- 1週間以上(環境・ルティーンを作るのに2〜3日かかる)
- ゲストハウス やホステルのように人の出入りと交流があるところ
- キッチン、洗濯など生活がしやすい環境(ホテルではなく)
- 期間中に取り組みたい一つの課題を設定する
- 仕事以外の楽しみ・目的を持つ(トレーニング、グルメ、趣味など)
- 地元のイベントや交流会などをチェックしておく

ワーケーション in 富良野、1週間のまとめでした。
少しでも誰かの参考や、やってみよう、というインスピレーションになっていれればと思います。

まずはやってみること。そこからまた新たな旅は始まります。
(下の写真は朝ライド中にキャンプ場で何やら書き物をしている人を発見した物です。この環境最高じゃないですか?!)

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