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私はアーユルヴェーダに救われた①

こんばんは あーゆるNurseのRIEです。

今日、先輩方とお話しする機会があって、気づいたこと。

タイトルの通り、
私はアーユルヴェーダに救われた、ということ。

アーユルヴェーダは医学なのだけど、

私はアーユルヴェーダに出会って人生が変わったんです。


あの頃

思い返せば四年前。
2018年の8月私は死にそうでした。
大袈裟ではなくって、これはホントに。
(看護師の業務の話が長くなるので、読みづらい方は次の項目まで飛ばしてください)

病棟では中堅で、チームリーダー、主任候補、教育、委員会をかけもち、研究、

慢性的な人手不足で、退職者分は新人で補充される。

新人さんはちゃんと教育を受けてステップを踏んで成長する必要がある分、
日常業務はやはり残りのメンバーで割り振ります。

中堅看護師というのは、下でもなく上でもない立場で
いろんな仕事を抱える状況が多いと思います。

そこに加えて毎日の残業。
一番忙しかった時期のことを思い出すと、

重症患者さんが多かった私の病棟は、
(今はペアナーシング、機能別看護が始まっているけど)
あの頃は受け持ち看護師が検温、保清、処置、記録入力、検査、オペ出しを行なっていました。
難しい症例のOPも多かったので術後経過が厳しく、重症の患者さんも多くて
処置やケアも多かったです。
ケモもあります。術後の離床もあります。絶食の患者さんがほとんどで、点滴が多い。
HPNの指導、ストーマケアの指導もあります。
カンファレンスや回診もあります(緩和、褥瘡、NST、ICTなどなど)

勤務中に記録や入力、できない。。。
ということは残業でその他諸々の雑務をこなすのです。

中堅看護師、みんなの仕事引き受けがち

ある程度の年数を重ねていれば、上手に仕事を人に振ったり断ったりできるんですけど、中堅看護師、「私やりますよ!」みたいに爽やかに仕事を引き受けがちです。

「みんな忙しいから、私がやればいい」
「どっちにしろ終わらん」
「みんな頑張ってるから」

だんだん麻痺してきて、これが普通と感じてるんですよね。

定時で帰るなんてはなから諦めている状態。

急性期病棟なのに

メインは消化器外科の急性期病棟ですが、
がん治療が多く、そのまま緩和ケアに移行する患者さんも多い。

そうなるとケアの時間配分に葛藤が生まれます。
緩和ケアの患者さんこそ、ゆっくりと時間をとってケアをしたい
でも、急変のリスクのある患者さんもいる(術後観察なども含めて)。

私は緩和ケアの院内認定NS(認定看護師さんの下っ端の院内資格)だったので、緩和ケアの患者さんにはしっかりと時間を取りたいという思いが強かったです。

なので、
「本当はこうしたいけど、時間んが足らなくてできない」みたいな、葛藤も積み重なります。
場合によっては時間外でケアを行うこともありました。

看取りの患者さんもいます。
ご本人のケア、ご家族のケア、状況に応じてどんな介入が必要か、自分の精神の部分も使います。この表現があっているかわからないけど、思いやりのあるケアが本当に大切。

頭の中ずーっと病院

仕事を終えて家に帰っても、
仕事の振り返りが始まります。

「あれやったかな?」「あの人大丈夫かな」「明日はOP何件」「またリーダーやから早く行かな」「委員会のこともやらな」「研究のこともしな」などなど

明日も病院に行くので、患者さんや同僚のことが頭からはなれないんですよね。

頭の中ずーーと病院。笑

ナースコールも聞こえるし、モニターやアラームの音も聞こえる(幻聴)


不眠


そして不眠。
眠れないんですよ、布団に入っても。
頭の中ずっと病院なんで、眠るモードにならないんですよね。
どれだけ疲れていても、スッと眠れない。
朝方の4時ごろに眠って、6時半に起きて仕事に行く、みたいな日もありました。

ストレスは自覚していたので、
「ナースのためのストレスコントロール」みたいなタイトルの本を買って読んでました。

何にも参考にならなくて辛くなっただけでした

いつまで頑張ればいいの?

こんな日々が数年続いていると、やっぱり限界が来ます。
「いつまでこんな生活をすればいいんだろう」と漠然とした絶望感を抱いていました。

そしてある日突然、強制終了の日が来ました。

真面目に働いてきたのに、終わり方が残念すぎるんですけど、

家から出られなくなって、仕事に行けなくなったんです。
元旦那も戸惑っていました。

私はもう限界で、全てから解放されたかったです。
何もかも底辺どん底に落ちた感じでした。
これは辛かったですね。

仕事に行けない罪悪感と、もう人生終わってくれみたいな絶望感。


「もう辞めていいよ」

って誰かが言ってくれるわけではなくて自分で決断するしかないんです。

やめるってかなり勇気のいることで、人手不足の職場に辞めたいって言ってもなかなか辞められなかったりするんですよね。
なれた場所を離れることも勇気がいったりするし。辞めたら収入がなくなるし。続けることが美徳という独特の文化もありますよね。
(これは辞めたい辞めたいという看護師仲間といつも話していた内容です)


私は体の方から強制終了されたので、復帰の余力もなく退職しました。
勝手に涙が出てくるから外にも出られず、ずっと家にいても迷惑だし、
家族にも「やばいな」という目で見られてると感じるし、
どこにいても心細くてとにかく辛い気持ち。

精神的に滅入っているってこんなに辛いんだと、学びました。

こんな思いしなくても済んだかも



アーユルヴェーダを学んだ今だから思えるけど、
こんな辞め方をする前に、もっとマシな状態を作れたはずだなと思います。

辛いと思いながら仕事を続けるのも、
仕事量を増やすのも
家に帰っても仕事のことを考えるのも

全部自分が選んでるんですよね。

誰のせいでもなくで、自分なんです。


あの頃は、自分の心身と向き合うという発想がなかったです。
そして、自分が仕事で苦しんでいるのを、環境のせいにしていました。
内省する性格だけど、今のように物事を客観的に見ることはできなかった。

体と心のバランスを崩し切って、初めて自分の心身と向き合いました。
辛かったけど、あれがあるから今があります。


私と同じような状況にならないためにも、
ぜひ次の記事も読んでいただきたいです。

どん底から、私の人生は好転していきます!

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