見出し画像

離島暮らし〜島の伝統料理編〜

こんにちは あーゆるNurseのRIEです。

今日は、私が暮らす島の伝統料理を初めて食べたので紹介します。
島の伝統料理、アーユルヴェーダ的にも考えてみます♪


ガジュツのヒゲ切り

ガジュツ畑のお手伝い


郷土料理話のお前に、

昨日はガジュツ農家のおじいちゃん、おばあちゃんの畑の
お手伝いに行っていました。

↑ガジュツに関してはこちらの記事で触れています。
ガジュツは紫ウコンとも呼ばれる、ウコンの仲間です。我神散という薬の原料になっています。

強風で天気も悪かったので、以前収穫したガジュツのヒゲ切りの髭切の作業を行いました。

写真はおじいちゃんのお手本です。

収穫したガジュツは根がヒゲのようにたくさん生えてるので、出荷前の処理として、それを包丁で切り落とします。
これはとっても地味な作業ですが、結構大変。
左手にガジュツを持ち、くるくると回しながらヒゲを落としていく。包丁の持ち方も一工夫必要。いつものように包丁を持っていたら、親指に豆ができそうなので、手首全体を使って楽に包丁を動かす感じでした。
おじいちゃんやおばあちゃんの動きを見て学ぶ、感じで、見様見真似でやっていました。

椅子に座って、ひたすらヒゲを落とす作業。
ハウスの中に何百キロもあるガジュツを、地道に処理していきます。
ラジオを聴きながら作業しますが、こういうとき、音声っていいなーって改めて思いました。
私のSoothing  Radioも、こういう作業中のお役に立てるような内容にしていきたいです。


何時間か作業していると、おじいちゃんが「もう終わりや」と一言。
そのタイミングで時計を確認すると、いつもちょうど休憩の5分前くらい。
おじいちゃんの体内時計がすごく正確ですぎて、いつもびっくりします。


貝汁


さて、本題の島の郷土料理へ!
お家に伺って朝一番、おばあちゃんはたくさんの具材を刻んでいました。

島では1月14、15日で正月行事、コノミヤジョウが行われるそうです。
この日は無病息災、大漁、豊作の願いを込めて、貝汁を食べるそうです。

貝汁の具は、海に取りに行った魚介(イカ、貝類、亀の手)で、味の一番の決め手になるそう。昔はおじいちゃんが海に行って、その日に採ってきた海の幸を汁に入れていたそうです。

この日は、
イカ、貝、えび、亀の手、ちくわ、つきあげ、厚揚げ、昆布、こんにゃく、にんじん、じゃがいも、大根、小芋、椎茸を少し

これらの材料を、大体1cm角に切っていきます。
農作業に入る前に私もお手伝い!

貝汁


大きな鍋に大量に煮込んでいきます。
味付けは、醤油、砂糖、味醂のみ。

丁寧に切られた具材からは愛情が伝わります。


お昼ご飯にみんなで貝汁をいただきます。

トッピングに切っていないほうれん草 をのせます。

このほうれん草を一番最初に食べることで、無病息災を願うそうです。

貝汁は、魚介の旨味で、めっちゃ美味しい貝汁でした。


アーユルヴェーダの視点から


この貝汁をアーユルヴェーダ的な視点から考察してみます。
まず、具材を小さくカットすること、煮込むことは消化を助けます。
そして、アーユルヴェーダで食事に取り入れると良いとされる6つの味(塩味、酸味、甘味、苦味、渋み、辛味)この中の塩、甘、渋、苦の4つは入っていますね。
漬物もあったので、酸味も追加されます。

消化によく、少なくとも5つの味覚が揃っていて、アーユルヴェーダ的にみても、ドーシャを整える料理になりますね。
それにプラスしておばあちゃんの愛情。

無病息災だ!!

と、感じながら食べていました。

この料理は、おばあちゃんのおばあちゃんからずっと引き継いで作っているそう。
とっても貴重な郷土料理をいただきました。


今日は、島の郷土料理、アーユルヴェーダ的な視点も加えたお話でした。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?