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リンパと免疫のシステムって面白い

こんにちは、RIEです。
今日は私の好きなリンパの話をしようと思います。

リンパ管って、実は解剖生理学の授業でほんと少ししか勉強しなかったんです。
教科書にも簡単にしか書いてない。リンパ節の免疫システムは深く勉強しますが、全身に張り巡らされているリンパ管って、すごい働きをしているけどあんまり知られていません。そしてリンパは現在新たに発見されているリンパの機能も多くあります。水分の吸収、運搬やリンパとがんの関係など。

私がリンパを真剣に掘り下げて学んだのは

3年前くらい。人の免疫や自然治癒力に興味が合ったから、とことん知りたかったのと、リンパがうまく働けば、自然治癒力が上がり、体を回復させる力、本来持つ力を高めることができると考えたからです。

リンパの機能はほんとに多くあるので、このノートだけでまとめるのは難しい。なので、今回は私が気に入っている部分だけ書いていきます。

1、リンパは毛細血管と同じレベルで皮下から網状に全身に張り巡らされている。

知ってましたか?リンパってほんとこの皮膚のすぐ下、いや皮膚の中にあるんです。よくある痛いリンパマッサージって、効いてる感じしますけど、あまり効果はないんですよね。なぜなら、リンパ節を刺激して痛みがあるかもしれないけど、皮膚表面に張り巡らされている起始リンパを思いっきり潰してしまい、そこからリンパ液が溢れ出てしまい、また回収しないといけないから二度手間であると言われています。

筋肉の動きやリンパの流れが良い人は、強いマッサージでも細胞間に溢れたリンパ液を回収できますが、高齢であったり、リンパの働きが落ちている方は、強いマッサージは逆効果なので、気をつけてください。

起始リンパへのアプローチは、源流となるリンパ節へ向かって優しいタッチで流すことが有効です。リンパは一方向に流れるため、流れに逆らわないように流すのがポイントです。

この手技はリンパマッサージではなく、リンパドレナージと言われます。
リンパドレナージは、本当に優しい手技で、「手」のみで行います。オイルなどは使わないため、子供から高齢者まで幅広い人を対象に行えます。
優しい、リズミカルなタッチは副交感神経を優位にするためリラックス効果も得られて、癒しとリンパの働きを促進することで、回復力向上です。
私はリンパドレナージをした後は温泉に入った後のようにポカポカして、気持ち良く、体が軽くなります♪

2、リンパ節とがん

リンパ節には免疫細胞が常にスタンバイしています。そこで異物(自分の細胞出ないもの、菌、ウィルス、死んだ細部など)をチェックしたり、処理したり休むことなく働いています。
リンパ節、免疫システムが機能しているから、日々体内で作られる癌細胞は処理されているのですが、いつの間にかリンパ節にのって全身に転移します。

なんでなんだろう。

これは「実験医学」の「未知なるリンパ」という号で読んだのですが、癌細胞側からリンパ節へ、「がん細胞を攻撃しないように」、そこを通過できるようにシグナルを出すようです。

自分の体から出てきた癌細胞が、体を守るためのリンパ節へ、指令を出すんですよね。
すごく不思議!!!
自分で自分を壊していくんですよね。
がん細胞ってなんなんでしょう。

がんについては新しい薬はどんどん出てきていますが、なぜ癌になるか、がん予防の情報って薄いですよね。がんになる原因は諸説ありますが、日常生活の中にがんになる要因は溢れています。

二人に一人が癌で死ぬ時代です。がん予防について考えていきたいところですよね。がん保険より先にまず、予防!

私が学ぶアーユルヴェーダもがん予防になります。なぜなら、体を整えるからです。元々持つ力を保つ、回復させる。それががん予防につながります。

3、免疫機能の維持

免疫細胞、何種類かあって常に全身をパトロールしています。日々、異物や菌、ウィルスなどをチェックして戦っています。過去に戦った記録も残っているので、一度かかったらその後は軽症で済んだりしますよね。
某ウィルスで話題になっているので、免疫についての情報は溢れていると思いますが、根本的には、人間の体はとてもよく作られているので自分の免疫でどうにかできるようになっています。


例えば、風邪をひいて熱が出た時、何をしますか?


看護師あるあるなのですが、解熱剤を飲みます。熱下げたいからです。
熱下がったら楽ですよね。
でも、それって免疫機能に相反することをしています。
免疫機能の働きの流れては、体温を上げて、菌を殺すこと。免疫細胞たちのの働きが活発になるのは体温が高い方です。
そのため、熱が出て免疫細胞たちがしっかり仕事をしてくれる方が免疫も強化され、回復も早くなります。

※元々体力が落ちている人は、高熱によるデメリットもあるかのしれないので解熱剤や抗菌薬を使用する方がいいかもしれませんが、基本的には普段から体の整え、免疫細胞が活発に働けるようにしておくことが一番大切です。

最近、某ウィルスで手指消毒の徹底、人同士の距離をとり・・・ですよね。
人は日々、人同士の接触を含めて様々な菌やウィルスに触れて、免疫を強化したり働きを保ったりしています。
除菌を繰り返し、菌に接触しない生活をしているとどうなりますか?
本来、普段からトレーニングされているはずの免疫システムの働きは弱っていきますよね。
簡単に例えるなら、免疫機能が落ちた状態で無菌室に入っているのと似た状態。無菌室の外に出たら、すぐに何かに感染しますよね。
今のような、異常な消毒の徹底の時代、免疫機能を保つのは自分次第です。



自分の免疫システムを保つためには、必要以上に消毒や除菌をしない。


免疫の話だけにとどまらず、自然に触れる(土、川、海、植物など)、人と接触すること、は健康な心身を保つ上で大切だと思います。

4、睡眠大事!

なぜ睡眠が大切か。
リンパの流れは体の中の大きな筋肉の運動や、消化管の蠕動運動に頼りながら、一部では自動で蠕動運動しリンパ液を流しています。
体を横にする状態は、リンパ液が一番よく流れます。重力をの影響を受けにくいからです。呼吸での筋肉の動き、睡眠中の副交感神経優位で消化管の動きも活発になればリンパ液の運搬を助けられます。

しっかりとした睡眠を取ること、体を横にすることは、
リンパ液の流れ良くするし、老廃物や異物の回収や処理を助ける ことになり
結果的に自然治癒力を助けることにつながります。


終わりに


私が参考にしているのは、ボッダー式MLDのテキスト、新しいリンパ学、実験医学の未知なるリンパになります。興味がある方は、チェックして見てください⭐︎

今回は西洋医学的な点からリンパと免疫に関することを書いて見ました。

体を温め、睡眠をしっかりとり、風邪になりにくい体を。
風邪になった場合も同じです。体を温めて、免疫機能を活発にしてください。
アーユルヴェーダ的な視点を加えると、体を温めるスパイス等の利用、
乱れたドーシャを整えるアプローチで回復力を高められます。

そして、もう一つ大事なことは
弱っているときは誰かに頼ってください。無理をしないでくださいね。


長くなりましたが最後まで読んでいただき、ありがとうございました。











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