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死の直前までアーユルヴェーダ(緩和ケア的な側面)

こんにちは。
あーゆるNurseのRieです。

Soothing Radio 第107回
このラジオでは,アーユルヴェーダの智慧から癒しを発信しています。
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最近のこと

みなさんいかがお過ごしですか?
私は今大阪に帰ってきています。久々に実家で年越しします。
社会人になってから,年末年始は仕事をしていたので実家で年越しすることってまぁなかったんですよね。
年末年始の病院って、外来やクリニックだとお休みかもしれませんが、救急や病棟は年中無休ですから、毎年働いていることが多かったです。
年越し夜勤をするときは,インスタントのそばで年越ししたりそんな記憶もあります。

ここ10年以上,ずっと外で迎えるお正月だったので,今年は久々にプライベートを感じていてゆっくりしようと思っています。ちょっと懐かしい感じもあります。

ちなみに去年は,私が前に住んでいた古民家に友達が泊まりにきてくれて,一緒に年越ししたんですよね。私の家の前のビーチから日の出が見えので,それで泊まってくれてたんですけど,とにかく寒くて(笑)
みんなでストーブの前でアウターを着ていたのを思い出します。


これをお聞きの皆さんはどんな年末をお過ごしですか?

私の年末年始の恒例行事みたいなのがあって,
今年やりたいことリスト100 を作るんですよね。
手帳に書いていくだけなんですけど,やりたいことを100個,案外書けるんですよね♪年末にみて見ると,今年何をやったのか思い出したり,できなかったことはどんなことだったのか考えたり,いろんなことを考えられるので面白いです。

もうすぐまた来年の100個を考えようと思っています♪


今日の本題 アーユルヴェーダは死の直前まで

今日の本題はアーユルヴェーダのケアは死ぬまで続けられるというところです。
死を迎える時って,老衰だったり,病気だったり,いろんな場面があると思います。

アーユルヴェーダのケアの中に,ラサーヤナという老年医学,若々しさを保つ分野があります。
これは,単に美容的な意味合いだけではなくて,体の機能を維持することが大きな目的だと考えています。
潤いを保って,体の機能を維持する、よくすることです。
それには,生活習慣,食べ物,内側のケア、外からのケアなど色々ありますよね。

アーユルヴェーダの病院では,死期の近い人へもこのラサーヤナのケアが取り入れられるそうです。主にヴァータのケアになると聞きました。
高齢になるとヴァータが増大しやすいこと,あとはヴァータ自体が体を動かすメインのエネルギーと言っても過言ではないので,ヴァータのケアなんだと思います。

例えば、オイルのケアやマッサージは,体も心も癒しながら,ヴァータの鎮静のケアにもなります。
食事が取れる場合なら、温かく消化に優しい、熱性のものや甘味のあるものがいいかもしれません。

アーユルヴェーダのケアって,トータルで見ているから本当に好きです。
栄養面、心の面、肉体全体のエネルギー的な面、総合的にアプローチしているんですよね。

例えば,死の直前って人によってはいろんなことを体験していると思います。痛みの症状,乾燥による肌の痛みや不快感,体のしんどさ,だるさ,冷え,いろんな症状があると思います。自分で自分の体をケアできない分,誰かにサポートも必要。
手足を簡単に動かせないかもしれないし,ちゃんと言葉で話せないかもしれない。そういうもどかしさもあると思います。

体を冷えから守ったり,保湿やマッサージのケア,香り,タッチングの癒し,いろんなことが癒しにつながると思います。

これは,緩和ケアにもよく似ていると思います。
西洋医学の中には,緩和ケアと言われる分野があります。

緩和ケアは,体の辛い症状を緩和する分野のことで、専門の看護師やドクター、薬剤師などがいます。
これは決して死が近い人だけのケアではなくて,病気によって発生する苦痛症状を持つ人全てが対象です。不眠,痒み,痛み,心の不安定,抑うつ症状,いろんなものがあります。西洋医学の中で一番ホリスティックな視点があるのが,緩和ケアだと思っています。

お薬で症状を緩和していくことがメインになりますが,心からくる症状に対しては専門の先生や看護師がその症状の原因となるところに寄り添ったり,一緒に考えたりしていきます。
体の状態で心の状態も影響されますが、アーユルヴェーダ的な視点がプラスすると、その症状の根本を推測しやすくなると思います。
すごく浮腫んでいる、リンパ浮腫が起きている状態なのか、食事が取れず、羸痩状態なのか、すごく炎症や発熱が起きているのか、これもヴァータ、ピッタ、カパのエネルギー面から、体と心のケアを同時にすることができるかもしれません。


話を戻すと、

アーユルヴェーダのケアが死の直前まで行われることは
少しでも肉体が空に向かっていくスピードを落とすこと。

それは死にあらがうのではなくて、できるだけ乱れた状態で死に向かうのではなくて少しでもいい状態で死を迎える、そういう意味合いがあるのではないかと思っています。

人は必ず死ぬことは決まっていて、
生まれた瞬間、地の性質→空に向かって(五大元素のサイクル)います。

一生の中のどの段階でもアーユルヴェーダはそれぞれにあったケア、
前回の放送でも少しお話ししましたが、生まれる前からケアが始まっていて(母体)、健康に育つ、健康を保つ、美しく生きる、病気をケアする、安楽に死に向かうことをサポートする、そして、内面の成長にはヨガの教えがとても大切なこと、があります。

インド古代の教え、本当によくできていますよね。


一年のご挨拶

みなさん、2022年も本当にありがとうございました。

少し今年を振り返っていきます。
去年の秋からアーユルヴェーダを、スリランカのドクターチャトリから学んでスタートしました。
今年の4月にあーゆるNurseとして活動をスタートし、セッションを受けてくださったり、医療やアーユルヴェーダに対する思いに共感してくださった人にたくさん出会っていきました。

4月には、今所属しているヨガコミュニティ、東エマ先生のプラーナフォレストライフに所属して、アサナやヨガ哲学も学び始めました。

5月にはレイキも学び始め、今まで経験した命に関わる仕事、生きること死ぬこと、体を持って生きるということ、心を持って生きるということ、いろんなことが、いろんな方面から結びついていきました。

7月には今、アーユルヴェーダを教えてくださるKayoko先生に出会い、インドへの留学準備が始まりました。アーユルヴェーダはとてもとても膨大な教えであり、学び続けることが必要。すごくいいタイミングで先生に出会うことができたと思っています。

秋に祖父が亡くなった経験も、命について、生きることについて、さらにいろんなことを考えたタイミングでした。

そしてあっという間にもう年末になりました。
今年一年は本当に早かったと共に、たくさんのことを経験してとてもいい一年でした!


セッションを受けてくださった方、本当にありがとうございました。受けてくださった方がいたから、私もアーユルヴェーダをもっと深めることができたし、いろんな人の立場からのアーユルヴェーダの捉え方、活用の仕方を知ることもできました。あとは、セッションを受けてくださった方々が本当優しくて心の温かい人ばかりで、とても癒されました。大体、1回90分のセッションなのですが、私自身セッション後、すごく元気なんですよね。これは、受けてくださった方と、いいエネルギーの循環があるからだと思っています。いつも優しさや温かさをありがとうございました。
これからも、お互いにアーユルヴェーダを取り入れながら人生に生かしていきましょう。

本当にありがとうございました。

そして、
ワークショップを受けてくださった方、ターメリックオイルを使ってくださる方、いつもラジオを聴いてくださる方、noteを読んでくださった方、いつもありがとうございます。
ワークショップもウコンの話をたくさんして、毎回60分ほとんどをウコンの話をしてるんですけど、ウコンの素晴らしさに驚かれることが多かったです。これからも身近な、いろんな植物の力をお伝えできたらなと思います。

ちょっと取り入れるものが変わるだけで、体も心も少し楽になるかもしれません。そういうちょっとの積み重ねが、未来につながると思います。

そして、先生方、私にはいろんな分野の先生がたくさんいます。女性として自立して働くこと、人生の先輩(歳が下でも)
困ったときに相談できる仲間、いろんな人に囲まれていたなぁ思います。一瞬一瞬のことを振り返ると、すごく感謝ばかりです。

みなさん来年もどうぞよろしくお願いします。


それでは、最後まで聞いてくださりありがとうございました。
Rieでした。





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