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本が続くよどこまでも

 昨年の夏「僕は坊さん」を読んだ。白川密成さん著ミシマ社。愛媛県の僧、白川さんがお坊さんになる事について書き綴られた本。

 その本の後に読んだのが「寂しい生活」稲垣えみ子さん著東洋経済新報社。朝日新聞の記者だった著者の電気、ひいては文明との戦いを書いた奮闘記。

 最近の外出控えてねの潮流で、家でゴロゴロ本を読んでいる。昨日買った稲垣えみ子さん著「アフロ記者(朝日文庫)」の中に稲垣さんが好きな場所が、和歌山の高野山であるというコラムがあった。そして偶然にも同じ時期に読んでいた「坊さん」が、仏教の大学に通った地もまた高野山だったため「つながった!」と叫んだ。思わず。

 あ〜本は幸せだなと感じられる本というものは、その一冊だけで読書が完結しない書籍だ。例えば一つの歴史的事件をとっても、フィクションつまり小説として描くこともできるしルポルタージュの手法もある。文のみならず、漫画もある。写真集でも。翻訳したっていいのだ。あれを読んでこれも読みたくなる。

そんな本と出会いたい。

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