勤労感謝の日に考える、「中年の危機」の乗り越え方
勤労感謝の日、生活習慣病検査の帰りに「働き方を変えなくては…」と思いながらなんとなくYouTubeをひらいたところ、
『中田敦彦のトーク - NAKATA ATSUHIKO TALKS』
【近況報告】ミドルエイジクライシスとの向き合い方について
ドキッとして思わず一気見してしまいました。
中田さんが語る「ミドルエイジクライシス」
ご自身のYouTubeチャンネルで、42歳という比較的若い年齢で
ミドルエイジクライシス(中年期の危機)に直面した経験を語っておられました。
中田さんは、「没頭と喪失」という言葉でこの危機の本質を表現し、
夢を追いかけている状態から、夢が叶った(または諦めた)状態への移行に伴う虚無感を指摘しています。
キャリア理論から見るミドルエイジクライシス
2018年に受験した、国家資格キャリアコンサルタント試験で
このミドルエイジクライシスについて学ぶ機会があったのですが、
わたし自身に当てはまることも多く、とても腑に落ちた経験があります。
ミドルエイジクライシス(中年期の危機)は、
40代から50代にかけての中年期に生じる心理的な過渡期や危機を指し、
この時期に人々は、自分の人生について深い考えを巡らせ、
達成したことや未達成の夢、自己評価、生き方、人生の目的などについて
問い直す傾向があります。
ミドルエイジクライシスを乗り越えるためのアドバイス
小さな「ワクワク」を見つける:
中田さんは、大きな目標でなくても、少しでもワクワクする予定を立てることを提案されていました。新しい趣味や小さなチャレンジからはじめるのもおすすめです。キャリア・アンカー(仕事で大切にしていること)の再確認:
自分の価値観、能力、欲求を見つめ直し、今後のキャリアの方向性を考える時間を設けると良いでしょう。ライフロール(人生の役割)の再評価:
仕事以外の役割(家庭人、学生、余暇人、市民など)にも目を向け、バランスの取れた人生設計を心がけましょう。健康管理:
体力の衰えを感じる時期ですが、適度な運動や健康的な生活習慣を維持することで、新たな挑戦への基盤を作ります。社会との新たな関わり:
これまでの経験を活かし、メンタリングや社会貢献活動など、新しい形で社会と関わる機会を探してみましょう。
ミドルエイジクライシスは、人生の転換点であり、新たな成長の機会でもあります。これまでの経験を肯定的に捉え直すことで、より充実した後半生へつながると思います。
勤労感謝の日を、自分自身のキャリアと人生を見つめ直す機会として活用し、新たな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。