凸凹を凸凹のまま育てる
育児をしてると、
「あっ!この子のすぐ泣く癖、治しておかないと!」
「やること後回しにしてずっと遊ぶのはダメ!少しは我慢しなさい!」
という展開になることが良くある。
特に共働きだと圧倒的に生活にかける時間的・精神的余裕がないから、気がつくと子どもにダメダメ言ってしまう。
…特に私はその傾向が強いなぁ。
個性を矯正する時代はもう終わってることも、あんまりダメダメ言わない方がいいことも頭では分かってるんだけど、気を抜くと
「ああ、この子、このままだと将来苦労する」
って、親の価値観で勝手に判断してしまう。そして後で冷静になってから大反省。
3人目の出産前で仕事をしていない今、ゆっくり時間を過ごしてるだけあって精神的に余裕がある。
時間を気にせず、じっくり冷静に長男次男の言動をみてみると、この子たちの凸と凹が今までよりもはっきり見えてきて面白い。
長男は、簡単に言うと「繊細でこだわりが強く、頑固」
ちょっとしたことで傷つきやすく、すぐに泣く。でも人の気持ちを察することができるから周りに優しい。(強がって真逆の言動をしちゃうこともあるけど。)
強くてかっこいい戦隊ヒーローへの憧れからか、正義感もものすごく強い。
感受性が高くて、大人がなんとも思わないことに良く気が付く。気になるとずっとそのことについて考えてる。
ちょこまか素早く動くのも特徴だな。忍者の水走りかのように常に高速移動している。
お手伝いが好き。きっと誰かの役に立ってる実感と、自分の好奇心が満たされるからだと思う。
次男は、簡単に言うと「へこまない、泣く時は派手に泣いてすぐケロッとなる、よく食べ、腕っぷしが良い」(なんと育てやすい…)
怒られても落ち込まないし、泣く時は海外ドラマに出てきそうなほど派手に泣く!そしてすぐ切り替えてケロッとしてる。
視界から食べ物が無くなるまで際限なく食べる。
「そんだけ食べてどこに入ってんの?」
ってよく人に言われるし、親でも未だにそう思う。
生後3か月から保育園に行っている影響か、人懐っこくて表情豊か。
あとは元野球少年の父親に似たのか、なぜか腕っぷしが良い。ボールを片手で驚くほど遠くまできれいに投げる。
(これは保育士の先生も、子どもの発達を専門にしてる作業療法士さんも本当に驚いていた。)
この兄弟、正反対だなぁ
2人共通するのは、自頭が良いこと。一度、ちゃんと理由を説明しながら注意したら、同じことはあまり繰り返さないし、応用して考えられるみたいで似たようなこともしない。
でも理由を説明せずにただ叱ったことは、やっぱりまたする。
PRESIDENT ONLINE「出口治明「日本に必要な"変態"の作り方」」
実はさっき出身大学の現学長の記事を読んで、感化されたからこのnoteを書いた(笑)
改めて子どもたちのことを考えてみて、
「ああ、2人とも素敵な凸凹を持ってるな」と。
もちろん人として育つ上で注意していかないといけないこともあるけど、この凸凹を親の価値観で矯正しないように育ててあげたいなと思った。
凹があるから凸があるし、凹=凸でもある。
この凸凹こそがこの子たちの財産であり人生を生きる武器になる。
あと1か月で誕生するであろう第3子の産後、ますます忙しくせわしない日々を送ることになるだろうけど、この視点を忘れずに子育てしていきたいなぁ。
3人目はどんな凸凹なんだろう。楽しみ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?