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ついついネガティブになってしまう私が、前向きな思考をするために心がけていること

私はネガティブな人間だと思っています。
言わないだけで、何事にもすぐ穿ったものの見方をしてしまいます。
それでも、せっかく考えるなら、物事をより良い方向に進めるための材料にできたほうがいいですよね?
今回は、ここ数年私が意識している、前向きな思考をするためのマインドセットを3つ書いてみようと思います。
ここまで前向きになれてる時点でポジティブやないかいと突っ込まれそうなのですが、悩んでいた時間も長かったんです。

前向き思考になるためのマインドセット

■自責思考はほどほどに

「自分を責める」と書いて自責。
こう聞くとなんだかネガティブな気がしてきますよね。

自責思考とは、他人のせいにせず、自分に問題がなかったか?自分にできることはなかったか?と、
問題が起こったとき、自分に責任や落ち度があると考えることです。
ビジネスシーンではポジティブな意味でとらえられ、推奨されることが多い考え方です。

私も新人社員研修でこのように教わりました。
「何か問題が起こったとき、他人のせいにするのではなく、自分に問題がないかを第一に考えましょう。
他責ではなく自責で考えることが、社会人としての成長のために必要です」
これを聞いてから、私は愚直に自責思考を続けていました。
(まあなんて素直なんでしょう、素晴らしいですね)

結果、自責思考をしすぎるのはよくない、と感じました。
もちろん自分に非がなかったか考えるのは大事なのですが、
事実として、相手に非がないかどうかを考えることも、同じくらい大事です。

たとえば私は、上司から仕事が与えられず、かなり手が空いているという状況が長く続いた時期がありました。
私はこのとき、自分で仕事を見つけたり、上司の仕事を巻き取ったりすることができない自分が悪いのだと考えていましたが、
結局そのままなかなか問題が解決せず、ストレスを抱えていました。

でも、よくよく考えてみると、入ったばかりの若手社員が自分で仕事を見つけるのは難しいことですし
きちんと教育をせず、タスクをふることができない上司にも責任があると気づきました。
それ以降、上司やさらにその上の上長も交えて、仕事をきちんと振ってもらうよう交渉するようになりました。

このことから、必要以上の自責思考は、ストレスを抱えるだけでなく、よりよい方向に物事を進める妨げにもなるとの教訓を得ました。
世の中他責思考の人も少なくないので、犠牲にならないようにするためにも、相手を疑うことも時には必要だと思います。


■最悪のケースを考えてしまったら、同時に最高のケースも考える

何か物事を考えていくと、こうかもしれない、ああかもしれない、と色々想像することになりますが、
私はこのとき、どんどんネガティブな方向に考えてしまうクセがありました。
「●●ちゃんに話しかけたけど、返事をもらえなかった。ひょっとしたら嫌われたかもしれない・・・」というみたいに。
さすがに最近はドッシリしてきたので、このレベルのことだと気にしなくなってはきましたが、同じような経験がある方、いらっしゃるのではないでしょうか?

でも、これもほんとによくないんですよね、わかってはいるんです。
マイナス思考が止まらなくなるばかりか、口に出そうものなら、ネガティブ野郎だと思われて、人から嫌われることもあります。

「●●ちゃんに話しかけたけど、返事をもらえなかった。」
事実としてはここまでなので、そもそも、あれこれ考える必要なんてないのですが、ついつい考えてしまうものは仕方ありません。

なので、つい、悪い想像をしてしまったときは
「●●ちゃんに話しかけたけど、返事をもらえなかった。でも、聞こえてなかっただけかも・・・」
と、自分にとって都合のいいパターンも合わせて、ひねり出すようになりました。
想像するなら色んなパターンで考えるようにしています。


■「もし自分が〇〇さんだったらどう声をかけるだろう?」と考えてみる

私自身はネガティブなのですが、不思議と、親しい人にはポジティブなフィードバックをすることが得意です。
それも、理由もなく励ますわけではなくて、的確に根拠をもって背中を押すことができます。
本当にダメだったらきちんと引き留めることもできます。

なので、自己否定に陥りそうなときは、
「もしも自分が自分の親友だったとしたら、悩んでいる自分に対してどういう風に声をかけるだろう?」
と考えるようにしています。

こうすることで、私は客観的に自分を見つめなおすことができていると思います。
親友に対して感じることなのであれば、自分に対して言い聞かせたっていいはずです。
※ここまで思えるようになるのにも、自己肯定感が必要だと言われればそれまでなのですが・・・うん。

別の人の視点を取り入れるというのも結構大事だと思います。
ずっと自分だけで悶々と考えていると、思考が凝り固まってしまいます。
自分とは違う別の誰かを想像して、「あの人だったらこういうときに何と言うだろうか?」という考え方も、よくしているような気がします。
自分の中にほかの人格を住まわせて、脳内会議をするイメージです。
友達でも、漫画のキャラクターでもなんでもいいので、別の視点を盛り込むと、新たな気づきがあるかもしれません。

話せる内容であれば、実際に話を持ち掛けてみるのもひとつですが、
そんなことをしなくても、大体その人が言いそうなことって想像できるものです。

まとめ

というわけで3つ挙げてみたわけですが、
これが実行できてしまうって結構ポジティブだなぁと、書いてみて思いました!
私はストレングスファインダーの10位にポジティブがあるので、潜在的にはポジティブでありたいという思いが強いのかもしれません。
それでもついネガティブになってしまう人のことは、なんとなく他人事と思えないんですよね。
「ネガティブはよくない、ポジティブであるべきだ!」みたいな言葉を聞くと、なんとなくグサッと来ている自分がおります。
ネガティブは言わなきゃ誰にも迷惑かけないですし、癖なので仕方ないと思います。
とはいえ、いろいろ思い悩んだとしても、最終的にはクリアに、自分に自信をもてる状態になったほうがいいのかなとは思うので、これが何かの参考になれば嬉しいです。


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