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愛おしい、金魚

先日、コレド室町にて開催されている日本橋アートアクアリウムに行って参りました。

スカイアクアリアムから今年で10周年となるアートディレクター木村英智さんの作品の数々。

平日の昼間にも関わらず大勢の人で賑わっていました。

なかでも今年の目玉「超花魁」は、3000匹もの金魚が一作品に泳いでいて、遊女が歩く江戸の花街を水槽と金魚で表現し、可愛い金魚を何とも妖艶に演出した素晴らしい作品。あえて雑種の金魚をあつめて水槽に入れたこの作品は、そんな金魚の目を楽しませる美しさの裏側の、切なく儚い生態を表現しています。これぞwabi-sabi。

鮒の突然変異で生まれた金魚。

江戸時代のお殿様達の目を楽しませるために、職人の手によって大切に育てられてきて、現在はたくさんの品種の金魚が誕生しています。人の手がなければ育たなかった金魚。人の手によって作られた、逆に言ってみれば人の手がある所でしか生きることができない、金魚。

そんなアートアクアリアムはコレド室町5F日本橋三井ホールにて9月25日まで開催中です。

日中は人が多めなので、大人の方々にはぜひ19時以降の夜のナイトアクアリウムがおすすめです。

17時以降は日本酒の獺祭の販売もしておりますのでぜひ9月最後の週末に足を運んでみてくださいませ。

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