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2022年の成長した自分について&買ってよかったもの

今年は結構自分の中での変化がたくさんあった。理由としては、環境が変わり、改めて自分のやりたいことや得意なことを見つめ直す時間を多く取ったことが大きい。通勤時間や休憩時間を利用して、本をたくさん読み、自分の中の考えを書き出して整理しまくった。今回は、私が具体的に何をして(&何を買って)、どう変わったのかを振り返ってみたいと思う。

「これからの仕事は『Do』ではなく『Be』が問われます」

この言葉は『働くあなたの快眠地図』で出会ったものだ。テクノロジーの進化によって、単純な業務ではどんどんIT化が進む中、これから人間がやるべき仕事として残っていくのは、クリアな頭と穏やかな精神で集中した状態でないとできないような仕事であり、そのためには「どんな状態(be)で仕事をするか」が重要になってくるというのだ。

この考えに私は大いに共感した。ほかの時間管理術、ライフハック、引き寄せ系の本にも、これと同じようなことが書かれていた。ではどのようにして自分を理想の状態に整えて仕事をしていくのか。私がさまざまな知見を集めたうえで今年試したことをまとめると、①心と体を整えて安心を確保する、②理想を現実にするプロセスを意識して繰り返す、この2つに大別できる。

①心と体を整えて安心を確保する

結局、人間は本能には逆らえない。お腹がペコペコでは、「今から企画書を完璧に仕上げます(キリッ)」のような状態にはなれない。生理的欲求や安全の欲求が満たされてストレスがなくなり、その安心感が土台となってはじめて、理想の状態に向かうプロセスがうまく機能するようになる。

ブレにくい体づくり

とはいっても現代の日本社会では、ストレスのない生活を送ることは難しく、ある程度ストレスへの耐性をつけるのが現実的な戦略だと思う。そこで今年は「睡眠・腸・呼吸」を意識して改善するようにした。

睡眠
すでに私はマットレスや枕の調整はしていたが、最新の研究でわかっていることも知っておいた方がいいかなと思い、本も読んで勉強した。『働くあなたの快眠地図』は、通説の間違っている点を指摘して、忙しいときに最低限やっておいた方がいいことや、性別や老化、季節による睡眠の違いを教えてくれる。最適な睡眠環境というのは一様なものではないので、工夫してチューニングしていきましょうというスタンスだ。読みやすく参考になった。私はこの本を読んで、カフェインをとるタイミングに気をつけるようになった。

・腸活
腸なめたらアカン。腸の状態は血液や脳にも影響を与える。とにかく腸によいものを食べ、水分をしっかり取って、腸もみマッサージをするようにすると、すぐに体調によい変化が出てびっくりした。腸によいものといっても、あまり深く考える必要はなくて、私がしたのはインスタント味噌汁や納豆、キムチを積極的に摂取したり、ちょっとした料理にキノコを足すようにしたりといった程度。便利なのはプラズマ乳酸菌の入っているイミューズ。できるだけ毎日飲むようにしている。純粋な水とは違うので、味の好みはわかれるかもしれないが、私は好き。がぶ飲みできる。

本は『新しい腸の教科書』を読んだ。イラストが多めで読みやすい。

・呼吸
これはなかなか難しくて今も訓練中なのだけれど、しっかり吸ってしっかり吐く。気がついたときに、横隔膜など、胸やお腹全体を使って呼吸をするように意識している。

安心を維持する習慣

そして、心の安心を維持する習慣も身につけられるようにがんばった。お金がない、合わない人がいる、などの不安が気になっている状態では、自分を最高の状態にもっていくことはできないから、意識がポジティブな方向に向くようにする。これは別に、嫌なことをなかったことにする訳ではなく、とにかく一旦それは置いておいて、別の方向に意識を向け、コンディションを整えるということだ。
そのためにまずは、自分がいい気分になるシチュエーションを大小問わず書き出した。「こういうのが自分の安心かな~」と心に浮かべて終わりにするのではなく、細切れ時間を使ってでもよいので、自分の心ときちんと向き合って、カプチーノを飲む、温泉旅行に行くといった風に、シチュエーションを具体的に言葉にしていく。この作業を続けて、GoodNotes十数ページ分ぐらい書き出した。
そして、自分が不安になっていると感じたら、すぐにそのいい気分になるシチュエーションを再現して、安心を確保できるようにする。この際、「いい気分になるためにこの行動をするのだ」と意識して、不安の解決ではなく、いい気分になることを目標に設定する。そうすると、一晩待って相手の反応を待ってみようとか、この部分は相手の好きにさせておいて、こっちは譲らないようにしようという風に、不安や怒りに駆られた「ダァアアアアアッッ!」という心理状態ではなく、余裕のある状態で、問題や状況にアプローチできるようになる。
このように、不安に気づいたら自分でチューニングすることを習慣にすると、不安な状態を短時間に抑えられるようになっただけでなく、普段から自分の心の状態をモニタリングする癖がつくようになり、状況を比較的客観的に見られるようにもなった。状況を客観的に見られるようになると、そもそも心が不安に一気に傾くということもなくなる。真面目で力を抜くのが苦手という人は、ぜひこの作業や習慣づけを試してみてほしい。

(ちなみにこの「いい気分でいる」というのは、多くの引き寄せ系の考えで重要視されていることで、興味のある人は本を読んでみればよいと思うが、引き寄せ系は本当にいろいろなスタンスがあるから、自分がいいなと思える人のいいなと思える部分だけを真似すればよいと思う。そこはビジネス系の成功体験談と一緒。私は数か月で10冊以上読み、とにかく量をインプットしたうえで、いいとこ取りをするようにした。強いて挙げるとすると、宮本佳実さんの本は、段階的に説明されているし、Kindle Unlimitedで読めるものもあるのでよいかなと思う)

②理想を現実にするプロセスを意識して繰り返す

さて、土台が確保できたところで、理想の状態で仕事をするプロセスをつくっていく。ここでは、脳を味方にして無意識の力を最大限に生かすことで、機械にはできないことへの挑戦を目指す(機械学習の発達がめざましい昨今、機械にはできないことって何?と考え出すとキリがないのでそれはちょっと置いておいて…とにかく自分の可能性を広げるってこと!)。

脳の4種類の集中力

4 Focus 脳が冴えわたる4つの集中』では、脳神経科学分野のバックグラウンドを持つ著者が、脳の集中状態を4つに分けて説明し、それぞれの特性を理解して使い分けられるようになることで、単純作業を黙々とやるような集中力だけでなく、閃きのようなクリエイティブな方向への集中力も引き出せるようになると述べる。
たとえば、「堂々巡りには価値があります。堂々巡りをし続けた人が、新た な発想に至ることができるのです。(中略)堂々巡りすることで、何回も同じような神経回路が使われ、その回路が成熟し、大きなエネルギーを使うことなく、その情報を処理できるようになります。すると、その情報を脳に置いておきながら、他のことを思考できるようになり、脳内で新しい情報たちが出合い、私たちは何かを閃くのです」という風に、一見集中してないように思える脳の使い方にも、意義があるということを教えてくれる。
本書ではそれぞれの集中状態に対する慣れ方も説明されているので、興味をもった人は、ぜひ読んでみてほしい。
「第2章なぜ私たちは集中が続かないのか?」では、先に述べた「安心を維持する習慣」の必要性やメカニズムにも触れられている。

迷ったときは「理想の自分であればどうするか」を考える

理想の状態を金型にして、金型に合わせて振る舞うことで、だんだんと理想は現実になる。
私の場合、最近は、「理想の自分はメリハリをつけて作業できるんだ!」という設定を掲げて、タイムトラッキングを始めた。と同時に、「理想の自分なら無理しない・我慢しない」という風にも設定しているので、やる気が起きないときはスパッと休む。
これまで、「理想の自分になるためにはどうすればいいか」と考えて、背伸びをして挫折することが多かったが、「理想の自分であればどうするかを考えてそれを再現する」というアプローチに変えることで、自分に優しくなることができて、持続的に挑戦できるようになった。

ポジティブアファメーション

最後に、アファメーションについても触れておきたい。「安心を維持する習慣」は起こってしまった不安に対するアプローチだが、将来への漠然とした不安に対処するために、私はアファメーションを取り入れた。
素敵だなと思った言葉や写真を集めたデジタルスクラップブックを作って見返したり、YouTubeにあるアファメーション動画を見たりして、「自分は幸せになるために、この世を楽しむために生きているんだ」という強い意志を自分で持つようにしている(Soul Healing Chihoさんの動画が好きで、よく聞いている)。


こういった意識づけによって、何か大きな結果が出せた訳ではないが、確実に自分が成長しているなと感じているし、心が沈むこともあるがブレなくはなってきているように感じる。これを読んで、自分も真似してみたいなと思った人は、ぜひ試してみてほしい。

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