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社会課題に関心を持ったのは、占い?!「私×リディラバ」②

はじめまして。事業開発ユニットの高際 俊介(たかぎわ・しゅんすけ)と申します。2020年1月にリディラバへ入社しました。前職では新聞社で紙およびデジタル媒体の広告企画に従事しておりました。

担当していた媒体の特性上、 企業のブランディングを考える機会が多かったのですが、近年では、企業として「なぜその会社が今の社会に必要とされているのか」ということに真正面から向き合い世に発信して行くことが求められるようになり、その方策についての相談事を多く取り扱っていました。ただ、実際に手を動かすなかで、SDGsしかりダイバーシティ&インクルージョンしかり大きな方向性を定めることはできても具体的な実行策まで落とし込む難しさを痛感、向き合っている企業の皆さんと頭を悩ませる日々でした。

新聞はどちらかというと大きな議論を提示する空中戦が得意な媒体です。個々のアクションプランといったいわば地上戦への取り組みが求められるなかで、スキルの限界とわたし自身のアップデートの必要性をこの数年感じていたことが、今から思えばリディラバ入りの助走だったと思います。

リディラバのメンバーになろうと思った直接のきっかけは前職との関わりとまったく違うものでした。あるきっかけがあり占いを学びまして、今でも場所を構えず細々と続けているのですが、数年前に新宿のバーで占いと人生相談を受けていた時期がありました。バーの営業時間が深夜から朝方だったこともあり、夜職の人が多く訪れたため自然と彼ら彼女らの相談に乗ることが増えたのですが、想像もしていなかったような境遇や生い立ちをもつ方々がいて衝撃を受けたことを今でもはっきり覚えています。占いや話を聞くことでその人個人の気持ちを高めたり、幸せと感じる方向へ導くことができても、取り巻く環境にまで関わることは難しく、歯がゆい思いをすることがままあり、そのような問題に取り組んでいるところはないのか調べ、リディラバを知るに至った次第です。

その後、何かしら応援したい気持ちが高まりリディラバジャーナルのクラウドファンディングに参加、立ち上げイベントで構造化の仕組みについて聞いたことがリディラバへの興味を加速させました。これはわたしが行っている、占ったのちに相談に乗る過程と同じだと思ったのです。悩みを傾聴し続けていると、その人が思っていた引っ掛かりとは別の事柄が関係していることがわかるなど、当事者では気づきづらい変数があることが多く、その関係性を自身で意識してもらうことが大事だと思っています。リディラバの構造化はその作業を個人ではなく社会にフォーカスして行っているのではと思い、リディラバとの距離がぐっと縮まり、最終的に入社へ至りました。

リディラバでは企業、中央省庁、自治体のみなさまと協働して社会課題解決のための事業創出を伴走する事業開発領域を担当しています。「課題を解決したい!」という熱く強い想いをもった方々と日々ご一緒しているなかで、手掛けている事業の先に「これからの社会」があるという確信を毎日感じています。これからどうぞよろしくお願いいたします。

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