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入社のきっかけ教えて下さい!「私×リディラバ」①

皆さん、はじめまして。国司言美と申します。2018年10月にリディラバへ入社しましたが、前職は政府系の金融機関で航空宇宙関連の企業向けに投融資の営業をしていました。銀行からリディラバと、180度逆の業界にどうして転職しようと思ったの?とよく聞かれるので、改めてその理由について書かせていただきます。しばしお付き合いくださいませ。

私は、中学時代、友達との関係も少し複雑になってきた時期に、学校に通えなくなって引きこもった時期がありました。友達にも家族にも先生にも、何がどうしんどいのか相談がうまくできず、本当につらかった覚えがあります。私は家族のサポートもあってその後復学できましたが、クラスメイトの中には、たまたまその時の家族関係や友人関係が少しこじれたために、学校に通えなくなり退学した子も多くいました。

自分が当事者であるから、学校に通えないしんどさがわかる分、先生はきれいごとばかり言って、肝心の不登校の子へのアプローチは親に電話する程度だけだったりとサポートが十分でない気がして、当時は先生って最低だな、卑怯だなと思った記憶があります。大人になって振り返ると、先生もメンタル関係の専門家ではないし、多くの生徒を同時に見ていかなければならない状況下で先生にフルサポートを望むことも難しい、もう少し構造的な問題だってわかるのですが…

そんな態度で、学生時代は社会や大人に対して斜に構えており「社会問題」というワードは真面目すぎて敬遠しながらも、自分自身が生きづらさを抱えて生きていたので、同様に生きづらさを抱えている人の話を聞くと他人事には思えなかったし、こういう社会をなんとかできないものなのかな、と考えることは好きだったのだと思います。

リディラバを知ったきっかけは、大学時代に代表の安部さんが開講していた、「ソーシャルビジネスのためのチームビルディング」という授業です。当時からパワフルだった安部さんの非常に論理的でありながら、人の心を動かす話しぶりに、今まで見てきた大人たちとは違う視点を持っている人だな、と心を打たれた記憶があります。

大学卒業後は、社会インパクトの大きい企業にお金を流すことのできる政府系金融機関に就職しました。仕事自体は楽しかったのですが、財務諸表や契約書とのにらめっこに終始してしまい、社会で実際何が起こっているかはよくわからず、忙しさに比例して自分以外の世界には無頓着になっていきました。このままだと社会で何が問題か問われても何も答えられなくなる大人になるのではないか、そしてそれは思春期に私が一番嫌いだったタイプの、きれいごとばかりいって何もできない大人なんじゃないだろうか、と焦りを感じ始めた時に、たまたま安部さんのフェイスブックの投稿でリディラバが人を募集していることを知り、仕事にすればより詳しく知ることができるだろう!と勢いで応募して入社に至りました。

現在は、事業開発ユニットにて、省庁や自治体、企業と協業して、社会課題解決のための新事業立案に伴走する業務を担当しています。
問題なのはわかるけど、社会の仕組み上解決するのは難しいよね、と諦めるのではなく、省庁の制度や企業のテクノロジーをうまく活用して解決する手段はないのか。中学時代の自分から見ても恥ずかしくない自分であるために、粘り強く自分に問いかけ続けようと思っています。

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