バンドマンがKPOPのライブ映像を観て度肝抜かれた話

よっと。

2021年衝撃のBTSとの出逢いがありまして。今までバニラバニラ高収入の宣伝カーと同じくらい無感情で流していた「KPOP」という世界を知りました。

そっからはスポンジのように沢山の情報を吸収し、いっぱしに僕も「グテ尊い…ハアハア…定期預金崩したい…」(37歳　男性)

ぐらいの感情は芽生えるようになりました。

その反面最近某SNSで「あの記事を書いた奴」って事で嫌な思いをして、書いた記事も全部消してやろうかと思ってたんですけどね。　

まあどこの世界にもマウント取ってくるやつは居るって事です。

皆さん忘れてるかもしれないんですけど僕バンドやってましてですね。

どうしても音楽を聴く時にそこを外しては聴けないというか、聴いていても

例えばこの曲をギター、ベース、生ドラムでアレンジしたらどんな感じになるだろう？

って事をよく考えてしまうんですね。

ま。誰か楽器系youtuber辺りがその辺のカバー動画とかあげてるだろうから時間ある時観てみようかなーとか思ってたある日にこの動画を観たんです。　

BTSのライブ映像

公式がバンドアレンジやっとる。

今一度原曲を聴いてみて欲しいのですが、

ギターが主軸の楽曲ではあるものの冷たい質感のリズムが激情的なメロディーと合わさって耽美的な雰囲気を醸し出してるなーって感想だったんですけど

めっちゃゴージャスになっとる。

(こっから少しだけ専門的な用語も出てきます。)

原曲を支配してたチキチキ言ってる細かいクローズハットは無くなって、ラウドなエイトビートに変わってます。

サビ部分(2:35〜あたり)を特に聴いてほしいんです、

ドラムのフィルからの歪みギターのオクターブフレーズが入ってくるんですが、この部分なんて

「そのやり方はエモバンドのやり口なんよ」とか思ってしまった。

2:43辺りのハーモニクスからのリズムアレンジめちゃくちゃヤバくない？(タカターズジャーッてとこ)

他の動画も観たけどここのドラムアレンジは何故かこの動画だけだった。

BTSの背後にどうやらエモ界隈の奴等が居るぞ…

↑この辺の人達が実は関わってるとかない？ないよね？

少し余談ですが、この曲はラップの順番がナムさん→ホプさん→サビ挟んでシュガさん。この順番がどれか違ったらここまでドラマチックに仕上がらないだろうなって思います。個々の個性とバトンがちゃんと曲に作用してるというか、「守破離」の流れがあるというか…

ざっくり言うと「3番目の時のシュガさんは良い仕事する」って話です。この辺りの私見はまた別で書けたら…

筆が乗って来たんでもう数例出しますか！

初手から屈強な玄人感溢れる集団のちょっと時代感の漂うインストから始まったんで度肝抜かれた。

イントロ(0:35〜)のこの「ズーン」て重さのギターよ笑

原曲の可愛らしさはどこにいったんだ。

何よりビビったのは(0:48)辺りの鬼フィルからのキメ「ダダダダっ！　ダッ！」　てとこ

原曲だと普通に「タララララン♪」でスマートに流してる部分。リズム変わってる。

このレベルでアレンジ変えるって事は歌ってる方も絶対テンション感変わってくると思うんだけど。それも大会場映えを狙っての事なんだろうな。

こいつは背後にニューメタル勢がいるな…

テンション感が全く違う曲になってるといえばこれも凄かった笑

冒頭。「ビャーッ」てゆう鬼のように分厚いシンセサウンド印象的なんですけど、これのライブバージョンがさ。

鬼のドラムゴリ押し

もう音符の長さすら変わってるからね

「リリリラーララー」の裏に「ダダダダダンダダン」って全部キック入れて来たのは爆笑した。

ストロング過ぎる。シェーンガラスかよ。

面白いなあー
正直急激に知識を入れたものでKPOP自体に少し食傷気味だったのがまたゼロに戻された。

長年ラーメン凄い好きだったのにカレーの美味しさに気付いて食べ歩きしてたら、カレーラーメンの店見つけてしまった感覚というか。

↑bigbangのバンドメンバーによるインスト。エグい。

(もしかしてBLACKPINKのバンドメンバーも同じ人達なんじゃないかな？)

勿論ここにいるバンドメンバーは当然トッププロの人達ばかりだからそのアンサンブルが凄いってのは当たり前なんだけど、ここまでハード＆ラウドになってるとは思わなかった。

まあ、ヒップホップでもアイドルでも太古の昔から「ライブではバンドアレンジ」って手法は死ぬ程あった事だけど、ドームクラスの会場でバンドサウンドが鳴ってる光景はやっぱりテンション上がるなー。

原曲の世界観ってとことは別の部分で、

生演奏は特別！やっぱりライブではバンドサウンド！

って認識がアイドルの界隈にもある事が嬉しかった。

もし「音源よりライブ映像の方が圧倒的に好き」って方がいたら、それはビジュアル面だけじゃなくてアレンジ面からくるものかもしれません。

そんな貴方はバンド沼にハマれる可能性高めなので、是非是非バンドの世界にも興味持ってみては？

面白かったらサポートよろしくです^_^
また書きまーす！