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ひとりずもう

エッセイマンガの更新が3ヶ月も止まってしまった。

描いていたのはプチバズったツイートを元にした私と夫のなれそめ漫画。


この漫画は、もう11話くらいまでストーリーの大枠は決まっている。年内に完結させて、電子書籍化するぞ!と意気込んでいた。やる気もゴール設定もバッチリだったのに、3話目を描いてる途中で手が止まってしまった。描きたいのに描けない、めちゃめちゃ悔しい3ヶ月。続けられなかった理由を自分なりに考えてみた。

1つは、お母さん業が忙しかったこと。春頃から娘が喘息になり、病院通いが増えていた。さらに夏休み直前、息子が手首を骨折し、手術、通院、学校の送迎、宿題の介助...夏休みに入ると、もうずーーっと一緒。お母さん業が得意じゃない私にとって発狂しそうな毎日で、実際3日に1回くらいは叫んでいた。子どもたちよ、優しくない母だったよね。本当ごめん。
でもいくら忙しくても、やる気があればきっと徹夜してでも描き続けられたと思う。

もう1つの理由は、私の心の弱さ
7月下旬、日本中が五輪開会式にヘイトを飛ばしてる中、私の中で描きたい漫画が浮かんだ。

それは、こどもたちに先入観を植えつけたくないという気持ちを描いたもので、私が幼少期に体験した辛かったことにも触れていた。

衝動的に描いたけど、あたたかく受け取ってもらえるかちょっと不安…
そこでじんわり伝わることを願って、夕方の閑散としたTwitterにポロッと落としてみた。

漫画は、じわりじわりと広がって、ねとらぼさんでも取り上げていただいた。自分の力では届けられないところへ届けていただいて、本当にありがたい。

でも、ここからが私の悪いところで…
人の評価に必要以上に引っ張られてしまうのだ。

WEBメディアに載ると、リプ以上にWEB上でたくさんのコメントをいただく。読むことで、読者さんの感情に触れることができる。
共感、否定、少しのずれ、解釈の違い…どのコメントも全部うれしくて、ついゴクゴク飲みこんでしまう。

うんうん、そうだよね。なるほど。ホェーーーー。
飲んで飲んで、お腹いっぱいでも飲んで。

抱えきれなくなっていることに気づかず、動けなくなってしまうのだ。

人の感情を飲み込みすぎると、自分の感情をどこに吐き出していいか分からなくて、描きたいのに、描けなくなる。

私はこれでよく、止まってしまう。

みなきゃいいじゃん。気にしなきゃいいじゃん。
って何度つぶやいてみても、お腹はパンパンで。
違う環境に自分を放り込んでみたり、気の許せる友達と話したり、自分をとことん甘やかしたり。

そしてやっと消化できて、昨夜描き進めることができた。


読んでもらえるとうれしくて、やっぱり描き続けたいって思う。
そんなひとりずもうを繰り返しているのが、私の今日このごろです。

引き続きがんばっていきますので、よかったら読んでください(•ω•。)
なれそめ漫画のまとめはこちら↓


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