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リコテキ
2020年7月29日 14:53
ぼくは、首を切られ殺された。正直ぼくを殺したやつのコトはもう、どうでもいい。ぼくは、首を切られ殺された。ぼくはただ、欲しい。ぼくの首。首のないぼくは、斧を持ち、通りがかりの人間の首を狩りとっては自分の体に乗せてみる。この首じゃない。これじゃない。欲しいのは、これじゃない。ぼくはただ、首が欲しい。「こんにちは、わたしは君の首です」なんだって!?ある日
2020年7月28日 13:25
花に囲まれて花を繕ったドレスを着て。わたしは花嫁。「おめでとうございます。今日、あなたは結婚をするのです」「…。あの、わたしは。あの…こんなこと言うのは自分でもおかしいと思いますがあの、わたし、まだ、わたしの結婚相手を知らないんです。」「はい、その通りでございます。それが何か問題なのでしょうか?」「え!?いえ…それは問題では無いのですか?」「当り前じゃ
2020年7月28日 12:50
何気なしに空を見ていた。僕は空が好きだ。だから、それを見つけたのは偶然だった。飛び降り自殺、しようとしてる人。高いマンションの、屋上。柵を乗り越えたこちら側に人が立ってる。下を見つめて、動かない。まさに…、って感じ。心臓が、ゾクッとなって体に変な力が入った。人が死ぬ、かもしれない恐怖。止めなければ、という正義感。目が、離せない。そして、期待していた。人が死