自分の居場所を探す、ということ（息子が別宅？を見つけた話）

いわゆるロックダウン（自宅待機令）が少し緩和された状態のオアフ島。なかなか「これまでの普通の生活」には戻れないけど、いい加減、この生活にも慣れてきてしまったようでもあり、いいんだか悪いんだか。

こんな中、息子が少し前に車の免許をとりました。おめでとう！

■仮免状態だった頃の様子はこちら↓

愛車は、友人から格安で譲ってもらった中古車。古いからいろいろ不具合はあるんだけど（笑）、とにかく運転が楽しいらしい。今は、なかなか友達と集まって遊んだりはできないので、一人で公園に体を動かしに行ったり、娘と一緒にタピオカティーを買いに行ったり、たまにはスーパーへの買い物に行ってくれたり、そんな感じなんですけどね。

こんな状況の中、彼が見つけた楽しみの一つが「夜マック・ドライブスルー」！！夕飯後、遅めの時間に、いそいそと車に乗り込み、マクドナルドのドライブスルーでフレンチフライやコーラを買って来る。それをうちのパーキングに停めた車の中で、好きな音楽を聴きながらもそもそ食べる、というもの。ただ、それだけなんだけど、ほぼ週5くらいの割合でこの儀式を行っているっぽいです（笑）。時々は、家でカップラーメンにお湯を入れたのを持って、車にこもることもあるかな。

でもたぶん、どうしても毎日フレンチフライが食べたいわけじゃないのだと思う。これはきっと、彼がひとりになれる大事な時間なんだろうなと。

長引くロックダウン状態、狭いコンドミニアムの中でオンライン授業を受けたり、親とも距離が近い状態だったり、そして娘と姉弟喧嘩をしたりし続ける毎日の中で、やっと見つけた自分の場所なんだよね。ろくに自分の部屋も持たせてあげられなかった、我が息子が見つけた“別宅”。それが、中古でちょっとボロっとしてはいるこの車なんだろうなと……。

良かった、このタイミングで免許を取ってくれて。

良かった、中古車とはいえ自分のお城である車を持てたことが。

この時期、彼の精神状態がなんとか保たれているのは、この小さな“別宅”のおかげかもしれません。なんとか、こうやってバランスをとってやってるんだな。偉いぞ、18歳！

さて、そんなこんなで2000年も10月半ばになってしまいました。ここから、私は自分の場所をどう見つけていこうかな……。相変わらず、なんとなく子どもたちに先を越されているように感じる自粛生活の毎日です（笑）。