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なぜ息子の運転は、こんなに心臓に悪いのか

今日、スーパーへ食材を買いに行ったのだけど。とにかく心臓がバクバクしていているのでちょっとご報告していいですか。

新型コロナの影響で、スーパーの入店制限がされていて並んだり、買い物中のソーシャルディスタンスが気になったり、買ったものの消毒をどうしようと悩んだり…。もちろん、それもある。その不安やちょっとした面倒くささは大きなストレスです。

しかし、今日のバクバクは、そこじゃない。横で私の車を運転しているのが「我が息子@仮免状態」だということなんです。

15歳半で仮免が取れるって?どういうことよ、ハワイ!

ここハワイ州では、なんと15歳半になると、自動車の仮免許が取得可能!そこから練習をして16歳で自分で運転しているという子も多いのです。息子の同級生も、多くは早々に免許を取得し、車で高校へ通学していました。おかげで高校のパーキングは超満員…。日本じゃちょっと考えられないですよね。

そんな中、うちの息子はちょっと波に乗り遅れた感がありつつも(苦笑)、高校を卒業した現在、絶賛「仮免取得にて運転練習中」。もちろん、誰か免許を持った大人が同乗していなければ運転はできないので、普段は主人が助手席でサポートします。でも今日は、その大役を私が受け持った。ということなのです。

片道15分程度の、しかも通り慣れた道なんだけど、我が子の運転っていうのはどうしてこうも心臓に悪いのか。いちいち気になる車線変更や、パニック寸前のパーキングなど、もう、ずっと、寿命が縮む思い…。そして、最終的には口喧嘩(苦笑)。決して信用していないわけじゃないんだけど、身長がどんなにでかくなっても、おっさんのような声で笑うようになっても、息子は息子。いつまでも「大丈夫なの?」と心配してしまう親心は、どうしようもないのです。

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そもそも、この私が運転を教えるなんて、あり得ないのに。

実は私自身、日本で免許というものを取得したことがなく、つまり自動車教習所というとこへも行ったことがなく、30歳になってハワイで運転免許を取った経歴の持ち主(この話は、またいつかあらためて書きたいと思ってます)。

おかげで未だに「バック駐車」なんてできないし、縦列駐車も超苦手という情けない有様。たぶん、車がパンクしたら自力で変えることすらできない。そんな私が、誰かに運転を教えるなんて、100年早いのだよ!

でも。そんなこと言っていられないわけで。心臓がバクバクしようが、寿命が縮もうが、大喧嘩になろうが、親としてこの大役を務めなくてはなりませぬ。

「ブレーキ、早く!」と言いたい思いをぐっとこらえ、「うおっ、危ない!」と叫びたくなるのも我慢して、平静を装いながら手に汗握っての移動時間。

ああ、しんどかった。

人生は、いつだってスリリングだ。これも、今しかできない大事な経験として心に留めておきます(笑)。

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