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vol.7(5)諦めるか、頑張るか、泣きながらの登山

はなちゃん、亘とママ3人の登山になりました。少し気まずい雰囲気になりましたが、
黙々と登っていました。

7時40分 白雲荘到着 3,200m
チョコレート、ポテトチップス、あんパンを買う 300円×3=900円
甘いお菓子やポテトチップスを食べたら元気になりました。

8時00分 白雲荘出発

8時15分 元祖室 おみくじを引く
はなちゃん 大吉がでました!
亘 吉がでました!

9時30分 御来光館八合五勺到着 3450m
天気がとにかく良い。
いよいよこの山小屋が最後になります。
あとは頂上に向けて登ります。

葵に電話したらもう五合目。
気分も良くなったのかすっかり機嫌がいい葵でした。「とにかく待っててね」と話しました。

10時00分 亘が具合が悪くなり出した。
ペースがかなり落ちて、少しずつしか進めない。
はなちゃんは余裕です。
さすが、普段から鍛えてるからかな。

10時30分 九合目を過ぎ亘の疲労はピーク
予定では10時30分に頂上だったけど、まだまだ九合目の途中。
亘と同じ小学生に何人か会いましたが、みんなかなり辛そうでした。

11時00分 亘が頭が痛いと泣き出しました。
吐き気もすると座り混んでしまい、嘔吐してしまう。
吐いたら少しだけ楽になり会話ができ、パパに電話したいと電話する。
パパと頂上に行く約束をしました。

はなちゃんずっとずっと待ってくれてありがとう。
「一緒にラーメン食べようよ!」
と笑顔で言ってくれました。

その一言以外は何も言わずに、
そばに座って静かに寄り添ってくれました。そばにいてくれて、待ってくれることが何よりも亘にとっては一番の励ましなんだなと思いました。
いつもは、ついいろいろ言葉かけをするママも、はなちゃんを見習い、ただ手をつないで、亘が立ち上がるのを静かに待ちました。

「頑張れ!」と言われて辛かった。という話をテレビや本で聞いたことがありましたが、
あの時、私が亘に「あと少し頑張ろう。頑張って。」と声をかけていたら、多分もう嫌になって断念していたのではないかなとも思います。

亘がようやく立ち上がりました。
あと最後の鳥居を目標に一踏ん張り。
その間ずっと手を握って登り、ずっと涙も流していました。

はなちゃんがいてくれたから、私も亘も諦めずに登れたと思いました。

はなちゃん本当にありがとう。

12時00分 山頂到着 3,720m

はなちゃん、亘よく頑張ったね!
本当によく頑張りました。
はなちゃんは最後まで余裕がありました。

少し肌寒いけど天気が良くて最高の景色でした。

ママは、今までで一番体調が良かったです。
ゆっくり登って良かったです。
亘は笑う元気はなく、
はなちゃんは余裕でした!

亘7歳、はなちゃん13歳 
富士山登頂できました!!

富士山と子どもと私

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