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アヒージョ熱ぃーぞ。

おいらの街にスペインがやって来た。

ボクの街にスペインバルが出来たのはもう15年近く前だ。

まことしやかに囁かれる噂を聞いて、当時のボクはさっそく出かけてみたのだった。
店のドアを開けると、店の真ん中にデンっと置かれたイベリコ豚の足が目に飛び込んできた。今では珍しくないが15年も前に、東京から電車で一時間ほど離れた地ではその光景にドキドキした。

注文すると長いナイフを動かして目の前で薄く薄くスライスする。ズルい。
その光景だけで倍は美味しくなるではないか。

なんでも聞いた話、ドングリをたくさん
食べているから脂身がナッツの
ような風味だという。ズルい。
そのストーリーでさらに倍だ。

口の中に入れると、トロける脂から確かにナッツのような香りがする。旨い。くやしい。ボクはまんまとやられたのだ。

かつて世界を凌駕した無敵艦隊スペインが、
ボクの心をも植民地とした。
これからボクはスペイン語を話さなければならないのか。。そんな妄想に沈んでいたら
何やらケタタマしい音を立てながら
隣の席に料理が運ばれてきた。

「海老のアヒージョでございます」。

それがアヒージョとの初めての出会いである。

Shrinp al ahijo 海老のアヒージョ 動画。登録よろしくお願いします!


アヒージョ簡単に作れるジョ

さっそく注文するとバチバチ音を立てながらすぐに運ばれてきた。

カスエラとよばれるスペインの土鍋にたっぷりオイルが注がれ、ニンニクと鷹の爪、そして海老が踊っているのだ。脇にはバゲットが添えられている。

バゲットをガーリックオイルに浸して食べ
白や泡のワインで胃に流し込むと多幸感が
やってくる。という仕掛けだ。旨い。
また、まんまとやられた。

しかし多幸感から目覚めると、あることに気が付いた。「これ難しい料理じゃないぞ」と。

そうアヒージョは簡単なのだ。動画を観てもらえればわかると思うが実にシンプルで時間もそうかからない。

作り方

海老     7尾
オイル
海老を入れた時半分くらい浸るくらい
ニンニク   3片
鷹の爪    1本
パセリ    適宜

1 ニンニクとパセリをみじん切りにする。

2 海老は殻をむき(むきエビでも良)背ワタをとる。塩をする。
(塩は強めに。油に塩は溶けないので海老から逃げた塩はニンニクに入り込む。バゲットにオイルを浸して食べるとき、この塩が効いて美味いと感じる)

3 バゲットを切って、皿にセットしておく。

4 土鍋にオイルとニンニクを入れ、火にかける。
(土鍋がないからといって買う必要はない。小さめのフライパンで出来ます)

5 ニンニクがある程度パチパチ言い出したら火を少し弱めエビを入れる
(この辺のニュアンスは動画を見てもらえればいいと思います)

6 海老に火が入ってきたら裏返し、一呼吸おいてパセリを振り完成。

あとは熱々を食べよう!

スーパーでアヒージョの素なるものを見かけたが、そんなものはいらないのだ。
実にシンプル。つまりニンニクオイルで海老(マッシュルームや牡蠣なんかも旨い)を煮ればアヒージョの出来上がり。

簡単で演出力があって旨い。ビールにもワインにも合う。
こんな時期だからこそ、テンション高めのアヒージョオススメです!!

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